こんにちは、新人美容研究家のにらさわあきこです。
美容の大敵「摩擦」を避けるために、正しいクレンジングと洗顔の方法をタカミのラボで教わる2回目です。
前回は、クレンジングのコツを習いました。今回は、さらに洗顔までを教わります。
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●角質ペーパーで力加減をチェック
実はこのたび、タカミでレクチャーを受けることに決めたのは、以前、取材したことがあり、「洗顔時の正しい力加減」を体感させてくれると知っていたから。
お邪魔した「TAKAMI GINZA」には、角質に摩擦を与えない肌の触れ方を体感できるオリジナルアクティビティがあるのです。
ペーパーは、0.02ミリといわれている角質層の約3倍の厚みのあるもの。
私もやってみたのですが、あっという間に紙が破れました……。
田村さんが行った「跡」は綺麗なままだったのに、力が入り過ぎなのでしょう。
「お顔は手のひら全体をていねいに使って、そっとお手入れするのが大事です。クレンジングの時はクレンジング剤をしっかりつけてから、洗顔では泡をしっかり作ってから、お肌ではなく、クレンジング剤や泡だけを動かす感覚です」
力加減は、「優しく」とはよく言われていますよね。でも、どの程度の優しさなのかがイマイチわかりづらかった。
けれど、今回紙で体感したことで、「紙を破かないように」というイメージで行えばいい、とわかりました。顔に触れる時でも、紙を破かないイメージです!
●泡立ては肌を触らないで良い量を
では、実際に泡を作って洗顔していきましょう。
「私どもでは、一回の洗顔で洗顔料を約3センチ使用し、ピンポン玉大の泡にすることを推奨しています」(田村さん、以下・同)
「十分な泡を作ったら、手を直接皮膚に触れさせないようにして、泡だけを動かします」
「顔につけたら、クレンジングの時と同じように、手のひらを外向きにくるくると5回旋回させてなじませます」
クレンジングの方法は、前回記事をご参照ください。
これらすべてを1分以内に行ったら、優しくオフします。
●洗い流すお湯の温度が大事
オフの際にも、ポイントがありました。
「クレンジングでも洗顔でも、お湯の温度がとても大事です」。
タカミでは、34度~38度を推奨しているということなのですが、それというのも肌の温度と離れてしまうと、潤いが失われてしまうからだとか。
そこで、私の肌温度をチェックです。
頬で測ったら、33.3度でした。測ったことがなかったので、新鮮です。
「皮膚温と、手のひらや洗顔時のお湯の温度や製品の温度に差が出ると、角質ダメージの要因になります」
以上を踏まえて、実際に34度で洗顔を体験させてもらったのですが、思っていた以上に低かったです。たとえて言うなら、ぬるま湯で淹れた日本茶をさらに冷ました感じ、とでもいいましょうか。
この温度感は体感しないとわかりづらいので、一度きちんと温度を測って知っておくといいと思いました。
「皆さまが普段、肌として見ている角質層は、傷つきやすく、とても繊細です。毎日のスキンケアでの何気ない習慣が負担になって、肌悩みに繋がっている可能性もあります。
ですので、肌をいたわるような丁寧なクレンジングと洗顔を心掛けるだけでも、肌状態の変化を感じていただけると思いますよ」と田村さん。
温度と強さを意識して、今後はよりていねいに洗顔していこうと思いました。田村さん、ありがとうございました。
TAKAMI GINZA|タカミ化粧品 公式通販(TAKAMI)
Column
にらさわあきこの日々是実践美容道
新人美容研究家のにらさわあきこが取り組む美容道。アラフォー超えて、本格的に真剣に取り組むことになった「美容体験」や「美容習慣」の考察記。
2021.03.21(日)
文・写真=にらさわあきこ