丸めた紙が大好きなSAVA。その動きはまるで……
SAVAは通常、カウンターの上にいるか、天気のいい日はお店の前にリードでつないでいるそう。
今回は、定休日に特別取材させてもらったので、SAVAは店内で遊び放題だったのだ。
気の向くままに店内を徘徊したと思ったら、スタッフと遊び始めた。
「SAVAは丸めた紙が大好きで、“持ってこい”をやるんですよ」
と、スタッフの茅根貴恵さん。
茅根さんが丸めた紙を投げると……。
ほんとだ、くわえて茅根さんのところに持っていった。
しかも、これを何度も繰り返す。
なんという犬っぽさ!
名前を呼べば振り向くし、持ってこいはするし、非常に犬っぽいネコなのだ。
目をじーっと見て話を聞いて、とても人懐っこい。
か、かわいすぎる……。
商品をいろいろ見ていると、あれ、SAVAの姿が見当たらない。
ラックの裏から階段の上まで好き勝手に動き回り、定休日の「ROUROU」を満喫しまくりのSAVAであった。
SAVAは気が向いたらお店に出るという不定期出社だが、「お客さんからリクエストがあれば飛んできます!」と茅根さん。
すぐ裏にあるアトリエから、すっ飛んで来てくれるそう。
「さようニャら~」とSAVAとの別れを惜しみつつ、茅根さんに教えてもらったおすすめランチを食べに「愛群」へ。
「牛バラ飯がおいしいですよ」とのことだったので、さっそく注文。
迫力満点の牛バラ飯(900円)。
こっくりと煮込まれた柔らかな牛バラ肉が、ごろりんと。
こ、これは美味い……。白いご飯に合いすぎる。
量が多くて残してしまうかも、と思いきや、あまりの美味さにあっさり完食。
やっぱり、中華街の名店は地元の人に聞くに限る!
さて、おなかもいっぱいになったことだし、次は「ROUROU」さんに教えてもらった
ご近所看板ネコの店へ。
(続く)
SAVAがいるお店
住所 神奈川県横浜市中区山下町130
勤務時間 不定期。呼ばれれば飛んでくる
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梅津有希子 (うめつ ゆきこ)
編集者・ライター。1976年北海道生まれ。ヤマハ勤務の後、FMラジオ局、編集プロダクションなどを経て、2005年に独立。女性誌や単行本、webを中心に、ペット、料理、美容など幅広いジャンルで活動中。「CREA cat」「CREA Dog」を毎号担当するほか、別冊マーガレットの『青空エール』(集英社/河原和音)の監修も務める。著書に『吾輩は看板猫である』『吾輩は看板猫である 東京下町篇』(文藝春秋)、『We are ブサかわねこ』(角川書店)、『終電ごはん』(幻冬舎)がある。
公式サイト:umetsuyukiko.com Twitter:@y_umetsu
Column
梅津有希子の商店街ネコ探訪
大人気のネコフォトブック『吾輩は看板猫である』、そしてその第2弾の『吾輩は看板猫である 東京下町篇』の著者、梅津有希子さんが、看板猫を探して、今度は商店街を巡ります。
2013.04.12(金)