●唇の酵素パックのメリットは

 さて、唇の酵素パックですが、どう良かったかと言いますと、まずはパックをオフした途端に唇が柔らかくなって、動きがクリアになりました。

 内側から潤ったせいなのか、なぜか厚みまで出てきたように感じられ、脳内のイメージでは、叶恭子さんや井川遥さんみたいな、“ジューシー”な唇になれていました。

 しかも、このジューシーな唇は、自然と動かしたくもなるのです。

 私はパックを取った瞬間から、唇を突き出したり、グルグル回したり、「たらこ唇」状の笑顔を作ったり……を自然に行っていました。なぜか、唇を「動かしたくなったから」。

 動かしたくなった影響か、あご周りや頬など、普段たるみを気にしている顔の下半身分が、動かしやすくなり、可動域が広がりました。

 おかげで、もっさりしていた顔が、なんとなくシュッとしました。表情にも自然と笑みが浮かびます。

 もっと、あります!

 パック後1週間ほどは、唇がなんとなくヒリヒリとして少し痛いように感じたのですが、その痛さは冬の“唇荒れ期”のように辛いものではなくて、「皮が剥けている」感じでもありませんでした。

 なんというか、私としては「新しい皮がこれから来るぞ」という伸び盛りなイメージのもので、赤いけれども、痛々しさはなく、「育っている過程」という感触です。

 しかも私の場合、“その期”を乗り越えた1週間が過ぎるころには、ヒリヒリ感もなくなって、「新生」皮が生まれていました。

 すると、唇の色むらが取れて、自分でも想像していなかった明るいトーンになっていたのです。

 こうなって初めて、「今までは、唇が黒紫がかっていたんだなあ」と改めて思い知りました。

 また、たてジワも無くなってつるつるになったので、まさにひと皮剥けたのかもしれません。

 なお、今回の唇のパックは思いついてやったものなので、「ビフォー写真」はありません。比較できなくて本当にすみません。

 ……以上、唇に酵素パックをした結果についてまとめると、唇が潤ってジューシーになり、形も良くなり、色もフレッシュ化。

 くすみが取れた明るいトーンのシワのない唇になれていたのです。あくまでも私個人の「当社比」な感じ方と仕上がりですが、酵素パック、凄いです。

2020.07.26(日)
文・写真=にらさわあきこ
撮影=今井知佑