まるで巨大なボンタン飴!? 新竹の隠れた名物、柑橘餅
◆新復珍「美祿柑」1個 20元、20個入り1箱 400元
台北から在来線(台湾鐡路)の特急で約1時間半の距離にある新竹。ここは悠久の歴史を誇り、市内には清国時代の城門や寺廟などが数多く残っています。
なかでも名刹・城隍廟は観光客も数多く訪れています。ここの境内には多数の屋台が軒を並べ、食べ歩きが楽しいグルメスポットとして知られています。
城隍廟のすぐ近くにあるのが、中華菓子の専門店「新復珍」です。ここは1898年の創業で、店内にはラードや葱を用いた珍しい中華パイ「竹塹餅」や、台湾式蒸しケーキなど、オリジナリティ豊かな伝統菓子が並んでいます。
なかでもおすすめは「美祿柑」と呼ばれる柑橘の餡が入ったお餅。
新竹一帯は古くからポンカンやタンカンといった柑橘類の栽培が盛んでした。秋から冬にかけては山から強い風が吹きおろし、朝晩の気温差も激しいため、味の良い柑橘類が育まれると言われています。日本統治時代には日本にも多く輸出されていました。
そんな柑橘類を用いた「美祿柑」はオレンジ色の弾力性のある生地の中に、甘酸っぱい餡が入っています。1個単位でも購入可能です。
新復珍 (シンフーツェン)
所在地 新竹市北門街6號
電話番号 03-522-2105
営業時間 8:00~22:30
定休日 無休
交通 台鐡新竹駅から徒歩約10分
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2020.04.30(木)
文・撮影=片倉真理