鍼が苦手だったからこそ どこまでも優しい鍼を

 鍼は痛そうで怖いという人は多いですが、実は手塚先生もその一人。

「私の前職はコンピュータのシステムエンジニアなのですが、ストレスからさまざまな辛い症状を経験しました。

 そんなときに鍼灸マッサージと出会ったのが、この業界に入るきっかけ。

 ただ、ストレスで敏感になっているところに、鍼を打たれるのは負担が大きすぎると感じていました。

 だから、できるだけ刺激の少ない鍼の施術を研究し、当院の鍼はほぼ無痛に。

 髪の毛くらいの極細の鍼を1ミリ刺すか刺さないかというくらいですが、的確にツボにあてることで、効果を上げられるようになりました。

 コリを砕くというより、体全体のバランスを整えてコリを流すようなイメージですね。

 私のように、刺激に弱いかたにはすごく喜ばれますし、強い刺激に慣れたかたにとっては、最初は物足りなく感じるものの、それでもちゃんと体が緩んで、巡りが良くなることが分かると、納得して通っていただけます」

 痛みや不調に対し、“攻撃する”ことを優先するか、体を守ってバランスを“整える”ことを優先するか。イソップ寓話の『北風と太陽』の世界を彷彿させます。

 「どっちが良い、悪いというわけでもないんですよね。好みや相性もありますし。

 煎じ詰めれば、“気”の合う人や考えに共感できる人に施術してもらうのがいちばんです」

▶ 手塚先生が頼るスーパーゴッドハンドは? 最終回は「銀座ナチュラルタイム」 (6/17公開予定)

表参道鍼灸マッサージ治療室 自然なからだ

所在地 東京都港区南青山6-12-11 YUKEN南青山302
電話 03-6419-7213
営業時間 11:00~19:00(最終受付18:00)、土曜10:00~18:00(最終受付17:00)
休日 日・月曜、祝日
https://shizenna-karada.tokyo/