Column：厳選「いい男」大図鑑

23歳のイケメン俳優・高杉真宙が登場
実現するならヘン顔もやりたい!?

CULTURE

2020.1.24

●自分のいる場所を再確認させてくれる舞台

――『ギャングース』で共演された渡辺大知さんとは、2019年公開の『見えない目撃者』でも共演されました。また、2019年放送のドラマ「サギデカ」では『ギャングース』にも登場する振り込め詐欺グループの“かけ子”加地を演じました。

　久しぶりに、大知くんと会ったら、何を喋っていいか分からなくて、緊張しちゃったんです。共演シーンがそこまで多くなかったので、「また、ごはん行きましょう」と言ったぐらいで終わっちゃいましたね。いい作品を撮るために、いっぱい時間をかけたり、いっぱい演出される『見えない目撃者』の森(淳一)監督の現場は楽しかったです。ただ、スケボーは大変でした。

「サギデカ」は、専門用語があまりに分かり過ぎて(笑)、“かけ子”というか加害者側の気持ちに寄ってしまいました。加地もサイケと同じく、生きるために必死で、その道を選んだキャラだったので。

――2018年の年末は『新感線☆RS『メタルマクベス』disc3』、2019年の年末は菅田将暉さんと共演された『カリギュラ』と、2年連続で舞台出演が続きます。「仮面ライダー」の先輩である菅田さんに誘われ、稽古後に軽くラーメン屋さんに行かれた話も話題になりました。

　どのお仕事も大変ですが、舞台は毎回やるたびに大変です。でも、数か月後には、またやりたくなる。自分のいる場所を再確認させてくれるのが舞台なので、1年に1本ペースでやらせていただけるのは有難いです。『カリギュラ』が終わって間もないのに、こないだ岸井ゆきのさんが出られたお芝居(「月の獣」)を観に行ったら、また舞台やりたくなっちゃって(笑)。

　菅田さんとのラーメンの話は、僕をよく知る人からは、「っぽい」と言われました。先輩からごはんに誘われたのに、「焼き肉食べたいです！」「お寿司食べたいです！」とは、さすがに言えないですよ。

◆次回は、最新主演作映画『前田建設ファンタジー営業部』について語っていただきます。

高杉真宙
(たかすぎ・まひろ)

1996年7月4日生まれ。福岡県出身。事務所にスカウトされ、2009年に俳優デビューし、映画・ドラマ・舞台・CMなどで活躍。『ぼんとリンちゃん』では「ヨコハマ映画祭」最優秀新人賞、『逆光の頃』では「第9回TAMA映画賞」最優秀新進男優賞、『散歩する侵略者』では第72回毎日映画コンクールスポニチグランプリ新人賞を受賞。また、主演作『笑顔の向こうに』(18年)は、第16回モナコ国際映画祭でエンジェルピースアワード(最優秀作品賞)を受賞。現在、ドラマ「絶対零度～未然犯罪潜入捜査」(フジテレビ系)が放送中のほか、『糸』(4月24日公開)も控える。

『前田建設ファンタジー営業部』

03年、前田建設の広報グループリーダーは、「アニメ『マジンガーZ』の格納庫を今の技術と材料で建設したら？」を検証するWEB連載を提案。広報グループの社員・ドイ(高杉真宙)はプロジェクトに携わるうち、架空のものに対して真剣に向き合う社内外の技術者たちの姿を目の当たりにし、本気で取り組むようになっていく。
1月31日(金)より公開
https://maeda-f-movie.com/
(C)前田建設／Team F (C)ダイナミック企画・東映アニメーション