大切な思い出が詰まった連作集

呉明益
『歩道橋の魔術師』

呉明益『歩道橋の魔術師』天野健太郎 訳、白水社 2,100円。
呉明益『歩道橋の魔術師』天野健太郎 訳、白水社 2,100円。

 かつて台湾の台北にあった中華商場という商業施設。

 そこの歩道橋にいた、手品道具を売っていた男にまつわる思い出が語られていく連作集。

 時に不思議な出来事も起きるエピソードはどれも美しく、切なさと郷愁をそそる作品。

●教えてくれたのは……
瀧井朝世(たきいあさよ)さん

作家インタビューや書評を多く手掛ける。著書に書評集『偏愛読書トライアングル』(新潮社)、インタビュー集『あの人とあの本の話』(小学館)などがある。

秋の夜長に心を磨く読書で
ちょっと夜ふかし

2019.10.03(木)
Text=Asayo Takii
Photographs=Wataru Sato〈still life〉

CREA 2019年10月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

秋の夜長にきれいになる。

CREA 2019年10月号

朝がちょっと楽しみになる美容
秋の夜長にきれいになる。

特別定価840円

忙しい日々で朝はとにかく時間がない……でも最近は、夜時間や眠りに着目したアイテムが多く登場。朝から夜へケアタイムもシフトしやすくなってきた。だんだん過ごしやすくなる秋の夜こそ、スキンケアに時間をかけ、読書をしたり映画を観たり、至福の一杯を手作りしたり。明日のきれいのために、ゆっくり過ごしてみませんか?