シリーズで女性のライフプランとお金についてお伝えしています。今回は、「出産にかかるお金」について考えます。

 “子どもは神さまからの授かり物”と言われますが、いつ訪れるのかわからないのが妊娠。突然妊娠したとわかったときでも安心して出産に臨めるように、どのような費用がどれくらいかかるのかを事前に知っておくと安心です。

 出産にかかる費用は大きく3つに分かれます。

(1) 出産前の検査・健診にかかる費用
 妊娠してから出産するまでの間に15回前後の定期健診を行います。健診費用は病院や検査内容によって違ってきますが、1回の健診につき5000~1万円程度。トータルで10万円程度かかります。また、健診以外の任意の検査を受ける場合は、別途費用が発生します。

(2) 分娩や入院にかかる費用
 厚生労働省の調査によると、分娩・入院費の総額の全国平均は47万3626円。この金額は、大学病院で出産するか個人病院で出産するかなどの産院の違い、または地域によって変わってきます。

(3) 病院以外でかかる費用
 マタニティグッズやベビー用品、出産祝いのお返しなどにかかる費用です。そのほか、マタニティヨガスクールに通ったり、妊娠線対策クリームを購入したり、人によってかかる費用はさまざま。工夫次第によって節約も可能な部分です。

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2012.10.07(日)
text:Yoko Hanawa
photograph:Mami Yamada / Tadashi Shirasama