この連載ではシリーズで女性のライフプランとお金についてお伝えしています。今回は「結婚にかかるお金」について考えていきます。
価値観やライフスタイルが多様化しているものの、やはり「結婚」は女性の一生において一大イベントですよね。ずっと一緒にいたいと思える人と出逢えた時、みなさんはどんな結婚式を挙げたいですか?
ホテル挙式、レストランウェディング、国内外のリゾートウェディングなどなど、現在はさまざまな形のウェディングプランがありますよね。夢がふくらむ一方、気になるのは費用。それぞれのプランによって平均費用は違ってきますが、挙式、披露宴・披露パーティーにかかるお金は全体の平均で356.7万円となっています。(ゼクシィ結婚トレンド調査2011 首都圏、以下同)
この金額だけを見てもびっくりされる方が多いのではないでしょうか。しかし、結婚にかかる費用はこれだけではありません。その他に結納や指輪代、新婚旅行などにもお金がかかりますよね。これらの費用を含めて、結納・婚約から披露宴、新婚旅行にかかる一連の費用の合計額は平均461.7万円。これに、新生活準備のためにかかる費用の平均104.5万円(ゼクシィ新生活準備調査2011)を合わせると、全部で566.2万円になります。かなり大きな金額ですよね。こんなにお金がかかるのなら結婚なんてできないかも……と不安になる人も多いかもしれません。
一方で、8割近くの人が親や親族からの援助を受けています。援助の平均額は196.9万円。また、ご祝儀の総額の平均は224.5万円です。これらを差し引きすると、2人で準備するお金は約144.8万円ということになります。
ただし、すべてのカップルが親から援助してもらえるとは限りませんし、ご祝儀も予想より少ないということもありえますよね。また、会場によっては前払いのところもありますので、その場合は式の当日にいただくご祝儀は支払いに使えないということになります。多種多様なお金がかかることを考えると、お金を十分に蓄えてから式を挙げるのがベストです。ゼクシィの調査によると、結婚費用のための夫婦の貯金総額の平均は316.7万円。ひとり150万円くらいは貯めておきたいですね。目標額を挙式までの日数で割り出し、月いくら貯めればいいか予算立てしましょう。
2012.09.23(日)
text:Yoko Hanawa
photograh:Tadashi Shirasawa