昼はスケートが
夜は星空観察ができる氷上へ

 寒い季節ならではの楽しみがもうひとつ。それは、星空ウォッチングだ。

 木々から葉が落ち、空が広く見えるようになるうえ、冬の軽井沢は夏よりも晴れの日が多いから、冬は空を仰ぐには絶好の季節。

 「ピッキオ」のビジターセンターの前にある凍結したケラ池は、夜になると星空観察の舞台となる。

 観察前にムービーによるレクチャーがあるから、ぜひここで、星座の名前や位置関係を覚えておこう。レクチャーを終えたら、周辺の明かりが消され、いよいよ天体ショーの始まりだ。

 最初は真っ暗であまりよく見えないかもしれない。でも、目が慣れればしだいに、こぼれ落ちんばかりの星たちに気づくことだろう。

 オリオン座におうし座、ふたご座……。レクチャーで聞いたばかりの星座を肉眼ではっきりと確認できるのが嬉しい。星団のすばるを見つけたときの興奮といったら! 

 満天の星に大興奮した翌日、ケラ池に行くと、そこは一面、スケートリンクになっていた。

 思わず、童心にかえってひとすべり。浅間山を望み、野鳥の声を聞きながら滑る開放感は、屋内のスケートリンクでは味わえない醍醐味だ。

 ひとしきり遊んでカフェでカフェラテをオーダーすると、ラテアートに可愛らしい野鳥の姿が。鳴き声が「コーヒー一杯プリーズ」に聞こえる野鳥、イカルをあしらっているのだそう。

 野鳥って面白いな、と思ったら、「ピッキオ」の書棚に並ぶオリジナルの野鳥の本を開いてみるのもいい。

2018.12.30(日)
文=芹澤和美
撮影=鈴木七絵