いろんなおかずを混ぜまぜすると……

煮卵を載せると味はどう変わる?

 次に魯蛋(煮卵)を載せ、割って崩し、御飯と混ぜ混ぜして口食べる。卵の黄身の甘みが、味付け肉と絡んで調子よく、食欲が増したところで、油豆腐を乗せ、割って崩し、御飯と混ぜまぜして、一口二口といく。ううむこれもたまりませんなあ。

油豆腐も合う!

 さらに筍乾を乗せ、御飯と混ぜまぜして一口二口。

筍乾もまた合う!

 箸が止まりません。ここで頭髄湯、蛤蜊雛湯などを飲めば、なんときれいなスープなのか。頭髄湯は、澄んだ豚の滋味が溶け込み、蛤蜊雛湯は鶏の滋味とアサリのうま味が抱き合って、ため息が出るほど奥深い。

こちらが豚の脳みそスープ、頭髄湯。
こちらはアサリと鶏のスープ、蛤蜊雛湯。

 台湾の人はやらないらしいが、僕はスープを少し御飯にかけて、ザブザブと音を立てながら掻き込んでみました。

スープを少し御飯にかけてみると……。

 ああ箸が加速する。「おかわり」といい出したくなるのをぐっと我慢して、米一粒まで平らげました。

豚バラ肉をのせた焢肉飯も美味。
ライスヌードルスープもおすすめ。

 さあ、次に行くぞ。次は慈聖宮の境内の屋台を目指せ。「米粉湯」「仔魚蛋炒飯」「四神湯」「猪肝炸」に「蝦炸」だあ!

金峰魯肉飯
(ジンフォンルーロウファン)

所在地 台北市羅斯福路一段10號之2
電話番号 02-2396-0808

マッキー牧元(まっきー・まきもと)

1955年東京出身。立教大学卒。(株)味の手帖 取締役編集顧問 タベアルキスト。立ち食いそばから割烹、フレンチからエスニック、スイーツから居酒屋まで、全国を飲み食べ歩く。「味の手帖」 「銀座百点」「料理王国」「東京カレンダー」「食楽」他で連載のほか、料理開発なども行う。著書に『東京 食のお作法』(文藝春秋)、『間違いだらけの鍋奉行』(講談社)、『ポテサラ酒場』(監修/辰巳出版)ほか。<

Column

マッキー牧元の「いい旅には必ずうまいものあり」

立ち食いそばから割烹、フレンチからエスニック、スイーツから居酒屋まで、全国を飲み食べ歩く「タベアルキスト」のマッキー牧元さんが、旅の中で出会った美味をご紹介。ガイドブックには載っていない口コミ情報が満載です。

2018.08.23(木)
文・撮影=マッキー牧元