「豆大福といえば?」と東京のスイーツ好き100人に聞いたら、ダントツ1位になること間違いなしなのが、今回、ご紹介する 原宿 瑞穂の豆大福(一個200円)です。

 豆大福はコンビニでも買えるし、さほどありがたみのないお菓子、というイメージをお持ちの方も多いでしょう。

 でも、この豆大福を食べると、豆大福って、こんなにおいしいものだったの?! と驚かれると思います。

 餅のきめが細かくて、柔らかいのです。その餅にくるまれたこし餡が、これまた、とってもきめが細かくて、なめらか。餅とあんこが一体となって、口の中で溶けていきます。そして、時おり、行き当るお豆の塩っ気と歯ごたえ。完璧なハーモーニーとしか言いようがありません。

箱詰め、6個入りで1302円。ずっしり重いです

 思い起こせば、80年代から、このお店で何度となく豆大福を買っていますが、いつ食べても、必ずおいしくて、必ず満足できるというのはすごいことだと思います。

 ちなみに私は、この豆大福を、よく行くお寿司屋さんの大将への手土産にもします。寿司職人のような味のプロフェッショナルに“変化球”はいらないのです。瑞穂の豆大福のような、堂々たる直球を「どうぞ!」と差し上げると、大将も若い職人さんたちも喜んでくれます。

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2012.05.09(水)