敷地内はまるで本物の村みたい!

格調高い風情が漂うヴィラ。広さ124平方メートル以上のゆったりした間取りです。充実したアメニティは他のバンヤンツリーと共通。

 バンヤンツリー・ランコーは56棟すべてがプライベートプール付きのヴィラ。人工の潟を前にし、緑に囲まれた「ラグーン」、砂浜へと専用の小道が続く「ビーチ」、海抜25~84メートルの丘の上から南シナ海を見下ろす「ヒルサイド」と、3つの立地に分かれます。

 各戸は土のタイルや傾斜した屋根、格子造などが取り入れられた、古都フエのガーデンハウスをモチーフにしたもの。ベッド背後の華やかな蓮の絵画が、ドラマティックな印象を与えます。

敷地内を蛇行する運河に架けられた、ホイアンの日本橋のような橋。
橋の内部にはベトナム中部でしばしば見かけるランタンが。

 リゾート内には、ホイアンの日本橋のような屋根付きの橋がかかった運河が蛇行し、河辺のところどころでとりどりのランタンが目を楽しませてくれます。

 ヴィラの合間の芝生には古代の鐘などのアートが点在し、各戸に用意された自転車で走っていると、いにしえのベトナムの村へタイムスリップしたよう。

客室タイプが豊富なアンサナ・ランコー。こちらはスカイプール・シービュー・2ベッドルーム・ロフト。空と海がつながります。
アンサナのロゴ模様が入ったアロマポット。日替わりの香りで気持ちがほぐされます。

 お隣のアンサナへは、陸路でも行けますが、運河を行き来するゴンドラを利用することもできます。

 重厚感のあるバンヤンツリーに対し、こちらはベトナムの文化をコンテンポラリーに解釈したデザインが特徴。シグネチャーカラーのオレンジがテンションをあげてくれます。ビーチ近くにある全長300メートルものプールも、リゾート気分たっぷり。

2018.05.05(土)
文・撮影=古関千恵子