#148 Laguna Lang Co
ラグーナ・ランコー(ベトナム)

ダナンとフエ、どちらの空港からも車で約1時間。チャンメイという地区に2012年誕生。

 ベトナム中部のダナンから北へ約50キロに位置するラグーナ・ランコー。空港からの夜の道中にネオンきらめく繁華街はなく、整備されたばかりという感じがする幹線道路を車は軽快に飛ばします。

海に向かって左手に、バンヤンツリー・ランコーのヒルサイド・プール・ヴィラが点在しています。

 約1時間が経ち、スピードを落とし小道へ入った頃、「もうすぐですよ」と、ドライバーさん。こんな何もないところに? と、いぶかしんでいると、巨石に彫った「バンヤンツリー・ランコー」の文字と、ゲートが見えてきました。

レストランやレセプションが入っているメイン棟。王宮のような威厳ある佇まいです。
レセプション近くには水盤が張られています。毎夕、灯篭を浮かべる儀式がここで開かれます。

 ラグーナ・ランコーはバンヤンツリーとアンサナの2軒のホテルと、ニック・ファルドが設計した18ホールチャンピオンシップ・ゴルフコース、会議施設などが整えられた総合リゾートコンプレックスです。チュオンソン山脈と南シナ海が出会うチャンメイ地区に2012年、誕生しました。

早朝のビーチでは一日のはじまりを準備するスタッフの姿が。

 約3キロ続くテラコッタ色のビーチは、リゾートの建物以外の人工物は視界に入りません。

 警備員がいるゲートを通らないと入れないので、実質、ゲストだけのプライベートビーチ状態です。早朝、散歩していてもほとんど人を見かけることがなく、ときおり波打ち際をジョギングする人や、ゲストのためにビーチベッドを整えているスタッフを目にする程度。

 正面には深い青をたたえた海、振り返れば緑の山並みに守られ、外界の喧騒から隔絶されたようなリゾート空間が広がっています。

メイン棟前にあるインフィニティエッジのプール。各ヴィラにもプールがあるので、混雑していることはあまりないようです。

2018.05.05(土)
文・撮影=古関千恵子