世界を旅する女性トラベルライターが、これまでデジカメのメモリーの奥に眠らせたままだった小ネタをお蔵出しするのがこのコラム。敏腕の4人が、週替わりで登板します。
第118回は、芹澤和美さんが、ベトナム中部の注目すべき巨大リゾートで過ごした、癒されまくりの3日間についてレポートします!
スパ受け放題の太っ腹プランに惹かれてランコーへ
南北に長く、カルチャーがそれぞれに異なるベトナムは、フランス統治時代の面影が薫る南部のホーチミンや北部の首都ハノイなど、街によって雰囲気は大きく変わる。
数回目のベトナム旅行で選んだのは、中部のリゾート、ランコー。起点となるのは、経済がメキメキと急成長中の都市ダナンだ。ベトナム航空の直行便で成田から6時間25分、2015年12月29日からはデイリーで運航している、注目の場所でもある。
ダナンから車で約1時間。めざしたのは、山と海に囲まれ、ラグーンでは牡蠣の養殖が行なわれているのどかな村、ランコー。目的は、ここにある「ラグーナ・ランコー」で都会の喧騒を忘れ、ゆったりのんびり、海を見て過ごすことだ。2012年末にできた「ラグーナ・ランコー」は、ラグジュアリーなヴィラタイプの「バンヤンツリー」とカジュアルな雰囲気の「アンサナ」の両ホテルに加え、ゴルフ場なども擁する一大リゾート。
今回宿泊したのは、「アンサナ」。ヴィラタイプではないものの、部屋のほとんどにプールが付いていてプライベート感は十分あるし、大自然の中に立つ建物は、雰囲気も明るくて気持ちがいい。
楽しみにしていたことのひとつが、スパ受け放題という太っ腹なプラン。テクニックも雰囲気も一流で知られる、あのアンサナ・スパのトリートメントが期間限定(2016年12月21日まで)で受け放題というのだ。このプランは、(1)スパ受け放題、(2)ゴルフ打ち放題、(3)3食付き(しかも、朝食ブッフェのアイテムの中にはスパークリングワインも)という3つの選択肢の中から、1泊につき1つを選べるシステムになっている。
さらに、18時までのレイトチェックアウト、古都ホイアンやフエへの送迎まで含まれている贅沢な内容だ。なんと気前のいいプラン! たとえば、3泊するなら、到着日はビーチでのんびり過ごしてリゾート内にあるレストランで食事、2日目はホイアンやフエへショートトリップ、3日目はスパでのんびり、という過ごし方もできる。
2015.12.29(火)
文・撮影=芹澤和美