初めて壁にぶつかった
7年前の自分と今の自分

――17年の12月に30歳を迎えましたが、30代の抱負があれば教えてください。

 30歳になる前は、いろいろ考えていたんですが、いざ30歳になってみると、何も変わっていないのが現実ですね。自分自身、もっと大人にならなきゃいけないと思いますし、役柄的にも大人の役をやらないといけない、とは思っています。それによって、芝居の仕方も変わってくると思いますし。

――それでは前回のインタビューから、自身の大きな変化があれば教えてください。

 「重要参考人探偵」と7年前に出演した「アスコーマーチ~明日香工業高校物語~」は、同じテレビ朝日系の深夜枠のドラマで、プロデューサーと監督が一緒なんです。「アスコーマーチ」は初めてのドラマで、あまりに自分とかけ離れたヤンキー役だったこともあって、現場でどう対応していいか分からなかったんです。それで悔しい思いをしたので、今でもターニングポイント的な作品に挙げているんですが、それから7年後に出演した「重要参考人探偵」では自分とかけ離れた役にもかかわらず、役に対してのアプローチなど、いろいろと対応することができたんです。その比較から、自分の成長をハッキリ感じたような気がしました。7年後、37歳になったときに、「重要参考人探偵」を観返したら、きっといろいろ反省することがあるとは思いますが(笑)。

古川雄輝(ふるかわ・ゆうき)
1987年12月18日生まれ。東京都出身。2010年「キャンパスター★H50withメンズノンノ」で、審査員特別賞を受賞。13年、主演ドラマ「イタズラなKiss~Love in TOKYO」が中国で大ヒットを記録し、アジア圏で圧倒的な人気を誇る。その後も、NHK朝ドラ「べっぴんさん」やNetflixドラマ「僕だけがいない街」などに出演。2018年3月には『曇天に笑う』、4月には『となりの怪物くん』の公開が控える。

『風の色』
東京で暮らす青年・涼(古川雄輝)は、亡くなった恋人ゆり(藤井武美)との思い出の品々を思いがけず手にしたことを機に、マジシャンになることを決意。ある日、自分と生き写しの人間がいることに気づいた彼は、生前のゆりの不思議な言葉に導かれるように北海道へ向かう。
http://kaze-iro.jp/
(C)「風の色」製作委員会
2018年1月26日(金)より全国ロードショー

くれい響 (くれい ひびき)
1971年東京都出身。映画評論家。幼少時代から映画館に通い、大学在学中にクイズ番組「カルトQ」(B級映画の回)で優勝。その後、バラエティ番組制作を経て、「映画秘宝」(洋泉社)編集部員からフリーに。映画誌・情報誌のほか、劇場プログラムなどにも寄稿。

Column

厳選「いい男」大図鑑

 映画や舞台、ドラマ、CMなどで活躍する「いい男」たちに、映画評論家のくれい響さんが直撃インタビュー。デビューのきっかけから、最新作についてのエピソードまで、ぐっと迫ります。

2018.02.09(金)
文=くれい響
撮影=平松市聖
ヘアメイク=赤塚修二
スタイリスト=五十嵐堂寿