テーブルが華やぐ演出もメモラブル
2016年の10月末、数寄屋橋交差点近くになにやら小粋なステーキハウスができたという。早速、肉食女子4人が集っての女子会……もとい、肉食婦人会を開催することとなった。数寄屋橋交差点からすぐのそこは「イントルノ」。
レセプションにコートを預けると、すぐに趣のあるバーを発見。ウェイティングバーとしての利用はもちろんのこと、ここだけを利用しに来るゲストもいるというステキ空間だ。
スタンダードなものからオリジナルまで、カクテルもさまざまに用意。
メインダイニングはすばらしくゴージャスな雰囲気。しかしスタッフのもてなしは気取りなく、ゲストを緊張させることがない。
聞けばこちらは銀座を代表する西洋料理の老舗ブランド、三笠會舘の直営なのだという。これは寛いで食事が楽しめそうだ。
ゆったりとした間取りの80席。奥まったブース席は商談などにも使えそう。
壁にかかった写真を眺めていると、トライベッカあたりの店に迷い込んでしまったような気分になる。
最初にサーブされるグリッシーニとフォカッチャは、業者に粉の配分などを細かく指示し、要望に合わせて作ってもらっている。三笠會舘グループのなかでも、これらが出てくるのはここだけというのもポイントだ。
一緒に出てくるオリーブオイルもフレッシュで極上。
さあ、前菜。おすすめはロメインレタスのシーザーサラダ(1,800円)。
ロメインレタスとともにワゴンにのってやってきたのは、なんと丸ごとのグラーパダーノ! これをゲストの目の前で削り、たっぷりとかけてくれる。
パルミジャーノレッジャーノに比べ熟成期間が短い分塩分が控えめだから、たっぷりかけても大丈夫。いやしかし、いきなりチーズとパンで満足させられてしまうとは……。おそるべしイントルノ。
削りたてならではのミルキーな香りが広がる。自家製のドレッシングも美味。
オマール海老のカタラーナ風(7,000円、半尾の場合は3,600円)もオーダー。
本場では茹でたオマール海老をぶつ切りにし、トマトやビネガーで和えたシンプルな料理らしいが、ここは有楽町。実にエレガントに仕上がっている。婦人会大喜び。
トマトのほどよい酸味、オレンジの甘さも絶妙のドレッシング。
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- 文・撮影=Keiko Spice
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