毎日のちょこっと掃除で大掃除いらずのキッチンに

 キッチンは口に入れるものを作ったり、洗ったりする場所なので、本来は大掃除できれいにするのではなく、いつも清潔に保っていたいもの。

「キッチンは毎日お米の発酵水で拭いておけば、それほど汚れが蓄積することはありません。本来はその日の汚れはその日のうちに落としておくのが理想です。また、いつも布巾を周りにおいておき、シンク周りの水分をすぐに拭き取るようにすれば、水あかも発生しないので、大掃除もいらなくなります。毎晩、排水溝に重曹+クエン酸の発泡水、またはセスキ炭酸ソーダ水をシュッとふりかけておくことを習慣にすれば、ぬめりができることが少なくなり、イヤな臭いもしなくなるのでおすすめです」(栗生さん)

●コンロ・グリル
毎日、料理が終わった後に、お米の発酵水(2とぎ水)をスプレーして拭き取ります。油汚れは3日経つと落ちにくくなるので、その日のうちに。

軽い油汚れはお米の発酵水(2とぎ水)で。

●シンク
布巾でこまめに水分を拭き取ります。クエン酸水をスプレーするのも○。

水あかがつかないよう水気を拭き取る習慣を。

●テーブル
お米の発酵水(3とぎ水)またはクエン酸水をスプレーし、乾いた布巾で拭きます。

●布巾
お米の発酵水(1とぎ水)に10分ほど浸け置きすれば、イヤな臭いがなくなります。

●鍋
コゲを落とすには、お米の発酵水(2とぎ水)に数時間ひたして汚れを浮かした後、重曹をふりかけてメラミンスポンジでこすると汚れが落ちます。

発酵生活研究家 栗生隆子(くりゅう・たかこ)
自然の暮らし、家庭でできる発酵生活を実践したところ、長年患った腸の病気が完治。講演や執筆活動で発酵の楽しさ、素晴らしさを伝えている。1万2000人以上のメンバーが集うフェイスブックグループ『TGG豆乳ヨーグルト同好会』管理人。著書に『豆乳グルグルヨーグルトで腸美人! 』(マキノ出版)、『体も家もピカピカになる「お米の発酵水」』(扶桑社)ほか。http://ameblo.jp/cafe-baum/

Column

発酵生活研究家 栗生隆子のナチュラルライフ

自然の暮らし、家庭でできる発酵生活を続ける栗生隆子さんに、はじめてでもできるナチュラルライフ実践方法を教えてもらいます。

2016.12.11(日)
文・取材=垣内栄
撮影=深野未季