故郷で撮影した『キング・オブ・エジプト』

――その後、13年の『オキュラス/怨霊鏡』から、『マレフィセント』『シグナル』『ギヴァー 記憶を注ぐ者』『ガンズ&ゴールド』などの作品に主演級で出演します。この中で転機となった作品はありますか?

 フィリップ王子を演じた『マレフィセント』は役柄的にはいちばん小さいですが、とにかく周囲への影響があったので、僕のターニングポイントになった作品です。ただ、個人的に好きなのは『シグナル』。初めてのSFというジャンルでしたし、ボー・ナップとオリヴィア・クックという素敵な共演者に出会うことができた。それに、ローレンス・フィッシュバーンと共演できたことも嬉しかった! 『ギヴァー』でジェフ・ブリッジスと共演できたときも嬉しかった。彼はとにかく優しいし、思いやりがある素敵な俳優だと思います。

――今回公開される最新作『キング・オブ・エジプト』出演のきっかけは? そして、現場での撮影エピソードなどがあれば教えてください。

 この作品は、ロサンゼルスでオーディションを受けて、ベック役を勝ち取りました。現場での思い出は、待ち時間にいつも共演のニコライ・コスター=ワルドーとピンポンをやっていたこと。いつもいい勝負だったので、もしこの場にニコライがいたら、また2人で始めてしまうかもしれないぐらいハマっていました(笑)。これまで、いろんな国で撮影してきましたが、これだけのハリウッド大作を故郷のオーストラリアで撮影できたことも嬉しかったし、感慨深かったですね。

――本作後、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ最新作『Dead Men Tell No Tales(原題)』(17年5月日本公開予定)では、憧れのジョニー・デップと共演しましたね。

 とにかくグレートの一言! 彼の役作りはやっぱりスゴいし、周りを楽しませようとする。かなり過酷な現場でしたが、彼のおかげで、とても楽しく仕事をすることができました。

2016.09.16(金)
文=くれい響
撮影=鈴木七絵