神と人間が共存する古代エジプトを描いたアドベンチャー・スペクタクル大作『キング・オブ・エジプト』で、盗賊・ベックを演じるブレントン・スウェイツ。『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ最新作ではジョニー・デップの相手役を務める超注目株に接近!
演劇部でロミオを演じ、俳優の道を志す
――オーストラリア生まれのブレントンさんですが、俳優を目指す前、幼い頃の夢は?
幼い頃はデイヴィッド・ベッカムに憧れていたので、サッカー選手になるのが夢でした。でも、それは16歳まで。プロになれるほど巧くないと、自分で気付きました。それで、ギターをやり始めると同時に、俳優を目指すようになりました。
――俳優を目指すきっかけになった出来事は何ですか?
高校の演劇部の公演で、「ロミオとジュリエット」のロミオ役を演じたんです。そのとき、自分の演技をお客さんに観てもらうことに快感を覚え、これを職業にしたいと思いました。そして、大学はクイーンズランド工科大学(QUT)を選びました。
――工科大学ということですが、演技の勉強はどこで学んだのでしょうか?
ここはかなり大きな大学で、クリエイティブ産業学部の中に、芝居を学ぶ学科があるんです。1年間に16人しか入学できないほどの難関なんですが、当時は今と違って高校の成績は関係なかったんです。僕は高校時代の成績はイマイチだったので、今だったら入学できていないと思います(笑)。
2016.09.16(金)
文=くれい響
撮影=鈴木七絵