巨大魚が泳ぐ生簀で餌付け体験を
そのうちガヤナ・エコ・リゾートには大きなシャコ貝、ジャイアント・クラムの保護研究施設や、巨大魚の生簀があり、スノーケリング以外にも海や魚類に関して興味が湧いてくるはず。姉妹ホテルのブンガラヤ・アイランド・リゾートには、熱帯雨林のトレッキングコースがあり、緑の息吹に触れることもできます。
ボルネオ島といえば、貴重な動物たちの楽園です。
その筆頭は、地元の言葉で“森の人”という意味を持つ名前のオランウータンでしょう。かつてシャングリ・ラ ラサリアリゾート&スパでは併設する64エーカーの自然保護区でオランウータンをウォッチングできたのですが、残念ながら、20年続いたそのプロジェクトが2016年3月に終了してしまったとか。あの長い手をぶらりぶらりと揺さぶりながら、木の枝を渡ってきた、お茶目なオランウータンの赤ちゃん、今はいずこに?
ちなみに、今、オランウータンに会うには、サバ州ならセピロック・オランウータン・リハビリテーションセンター、サラワク州ならセメンゴ・ワイルドライフ・リハビリテーションセンターへ。森林伐採によって親を失ってしまったオランウータンの子供を森へ返すためのリハビリが行われています。これらの施設では、森の中で、自然に近い形で会うことができます。
2016.06.18(土)
文・撮影=古関千恵子