会社を休まずに行ってこられる香港ツアー 14,800円

14,800円の激安ツアーでも、自分でカスタマイズすれば部屋からこんな眺めも。(写真:flickr/tommy@chau「the galaxy」)

 2016年1月、旅行会社「てるみくらぶ」が扱うこのツアーの存在を知り、すぐに予約を確保しました。

 昨今はLCCが普及したため、数万円出せば香港に行ってこられる時代になりました。ですので、金額だけみれば突出して安いともいいきれません。

 しかし、今回のツアーは、

(1) 往復ANA便が確定

(2) 便利な羽田発着

(3) 行きは金曜夜発帰りは月曜朝着

 そのため会社を休まずに香港に行ってこられる、という好条件。これなら行くしかない! と思い、同行者を募ったところ、19名が参加することになりました。

 実はパッケージツアーでも事前に座席指定をすることができます。出発1週間前を切ると旅行会社からEチケットの控えが送られてきます。これに予約番号が記されているので、ANAのホームページにアクセス。自分の予約番号を入れて、座席指定を行い、マイレージ番号も入力しておきます。

 もちろん事前にウェブチェックインをすませておき、荷物も機内持ち込みだけに限定すれば、空港での時間のロスは最低限になります。

羽田空港のANAラウンジ。どんなに格安のパッケージツアーであっても、スターアライアンスの上級会員であればラウンジが利用できる。

 羽田空港へはいつもよりも少し早めの約1時間30分前に到着しました。深夜の午前1:25発なので、その前に友人たちとANAラウンジで待ち合わせ。スターアライアンスゴールド会員であれば、どんなに安いパッケージツアーの利用客であっても、ビジネスクラスと同じラウンジが利用できます。

 このラウンジ、奥のほうだけにプレミアムモルツのサーバーがあるので、プレモル好きの方はおぼえておくとよいかもしれません。

 ANAのB767香港行きは搭乗率が高かったのですが、なんとか隣席が空いた席に移動することができました。こうした状況は刻一刻と変わるので、ウェブチェックインした後も、空港のチェックインカウンターなどで最新のシートアサインの状況を確認しておくとよいでしょう。

 香港国際空港には早朝の5時台に到着しました。このまま市内のホテルに行っても早すぎてチェックインできないでしょう。そこで、早朝着を逆手にとって、空港と香港中心部の途中の荃灣にある「端記茶樓」で朝飲茶を楽しむことにしました。

シンプルなクレソンの炒め物を堪能した後は、ぜひ目の前のクレソン畑で散策を。清涼な湧き水にしばし癒される。

 空港からはタクシーで端記茶樓まで約30分の道のりです。端記茶樓は湧き水に満たされたクレソン畑を目の前にしながら、クレソンの炒め物を食べられる名所。早朝から営業しており、昔ながらの素朴な飲茶が楽しめます。

てるみくらぶ
URL http://www.tellmeclub.com/

2016.05.02(月)
文・撮影=橋賀秀紀