今ならリーダーズクラブの年会費が無料に!
ホテル好きの方であれば、ザ・リーディングホテルズ・オブ・ザ・ワールド(以下LHW)の名前を聞いたことがあると思います。世界80カ国以上、400軒以上のホテル・リゾートが加盟するホテル協会です。
日本では、帝国ホテル、ホテルオークラ東京、パレスホテル東京、ザ・カハラ・ホテル&リゾート 横浜、フォションホテル京都、ハレクラニ沖縄の計6軒が加盟しています。
マリオットやハイアットなど、特定のチェーンに属しているのではなく、LHWの基準を満たしていると認められた独立系のホテルが集まったものと考えればよいでしょう。
このLHW独自のプログラムがリーダーズクラブです。このプログラムに入会することで、ほかのホテルプログラム同様、さまざまな特典を受けたり、ポイントを貯めて無料宿泊の権利を得たりすることができるようになります。
以前は、5日滞在するごとに無料で1泊できるなど、特典の条件がよく、ホテル好きにはひそかに評価が高いプログラムだったのですが、年会費が175ドル(約19,400円)ということもあり、入会のハードルが高かったといえます。
約19,400円の年会費が無料に その特典内容は?
それが2021年6月から、年会費が無料となりました。LHWはその理由を明らかにしていませんが、新型コロナウイルスの感染拡大によるホテル需要の落ち込みが要因の一つであることが想定されます。
入会することでどのような特典が得られるのでしょうか。
◆部屋の到着前アップグレード
リーダーズクラブ会員として有償の宿泊を1回完了すると、次回、1カテゴリー上の客室アップグレードの権利が毎年1月に1回分得られます(リーダーズクラブポイントでの宿泊時は利用不可)。
このアップグレード特典はホテル宿泊の3日前までに申請する必要があります。なお、年間5,000ドル(約55万5,000円)以上利用すると、その時点以降、スターリング会員とよばれる上級会員となり、その翌年末まで、最大5回まで無料の到着前アップグレードの権利を獲得することができます。
◆宿泊時のおもな会員特典(ホテルによって条件は異なる)
・チェックイン時に1カテゴリー上の客室への優先アップグレード
・毎日無料のコンチネンタルブレックファスト(2名分)
・アーリーチェックイン(空室状況による)
・レイトチェックアウト(空室状況による)
・会員限定の割引料金
などがあります。
◆リーダーズクラブポイント
客室料金の支払い1ドルにつき1ポイントが獲得できます。ポイントの有効期間は24カ月です。無料宿泊は最低4,000ポイントなので、4,000ドル(約44万4,000円)につき、無料宿泊1泊分の権利が獲得できます。
◆期間限定のキャンペーンでポイントがダブルカウントに!
LHWでは、2021年7月14日(水)までに予約し、2021年9月8日(水)までに滞在を完了した場合、ホテル宿泊時に支払ったときに貯まるリーダーズポイントが1ドルにつき、2ポイントと通常のダブルカウントとなるキャンペーンが実施されています。
日本在住者にとっては海外のホテルの利用は難しいでしょうが、前述した6軒のいずれかに泊まる予定があるのであればチャンスといえます。
さらに期間中に入会すると500ポイントが付加されます。そのため4,000ポイント-500ポイント=3,500ポイントで無料宿泊の権利が獲得できます。
1ドルで2ポイントですから、利用額が1,750ドル(約19万4,000円)に達せば、無料宿泊の権利が獲得できることになります。
2021.07.09(金)
文=橋賀秀紀