穀物や野菜を中心とした食事法、マクロビオティック。この連載では旬の食材を使った簡単マクロビレシピを紹介します。オールベジとは思えないしっかりしたおいしさと食べごたえは、週末のブランチや友人の集まるパーティレシピにもぴったり。ストイックになりすぎない「ゆるマクロビ」をはじめましょう。
◆「苺」のマクロビレシピ
苺白玉のぜんざい
「苺」はレモン果汁を上回る量のビタミンCのほか、血液を作るビタミンといわれる葉酸も豊富に含んでいるので、貧血予防にもなる食材です。
今回は苺とお豆腐を使った白玉ぜんざいをつくります。苺のピューレとお豆腐の水分でこね上げることで柔らかな食感が作れるほか、白玉粉だけで作るよりもGI値(炭水化物が分解され糖に変わるまでのスピードを表した数値)を低くすることができます。
また、無糖のゆで小豆(市販)を使用するのがポイント。甘さの調節を後からすることで、使用する甘味料の量を減らす工夫をしています。甘味料としてはメープルシロップと栄養価の高い甘酒を使い、好みで量を調節するレシピに仕上げました。
苺&メープル小豆と甘酒のコラボレーションが絶妙な、体が喜ぶマクロビレシピです。
2016.04.26(火)
文=中村恭子
撮影=秋元良平