ここでしか味わえないオリジナルのパイナップルケーキ

「豆花(豆乳のゼリー) 豆畑のとうこちゃん」600円。

 「豆花(トーファ/豆乳のゼリー)」は、「豆畑のとうこちゃん」。甘さを控えたヒヨコ豆、レンズ豆、小豆の3種類の豆と台湾の黒タピオカを豆乳ゼリーにトッピング。

 さらに、宮田さんは焼き菓子も手作り。「恩頼仁は、台湾生まれで、神戸育ちのパイナップルケーキです」と宮田さん。台湾のお土産としても有名なパイナップルケーキを日本人の口に合うように、外側をクッキー生地にしてソフトで食べやすくアレンジ。パイナップルあんも上品な甘さで、台湾茶との相性が抜群です。

 他にも、「台湾茶葉入りケーキ」として、台湾の紅玉紅茶の茶葉を入れた「サンザシケーキ」なども焼いています。

「パイナップルケーキ」300円。

 宮田さんは、以前ご紹介したことのある、神戸・六甲の「エミル ツッカーベッカー」のオーナーパティシエ・奥村豊さんと親しく、レシピをアドバイスしてもらっているのだそう。おいしく、程よい甘さで、しっとりしたケーキは、お茶のおいしさを引き立てます。

「サンザシケーキ」1ピース 350円。
「台湾烏龍茶と手作り点心のランチセット」2,000円。

 お店では、午後2時から4時のティータイムに「台湾烏龍茶とオリジナルスイーツのセット」が楽しめます。また、ランチタイムには、台湾烏龍茶が付いた蒸し点心と麺のセットも。

「毎年のように台湾に行って、茶農家さんを訪ね、友人か家族のように親しくなっています。僕が選んできたお茶ですし、一生懸命に茶農家さんが作ったお茶。それを、すべて、どこよりおいしく飲んでほしい」

 そのために、一緒に味わう点心やスイーツを探求し続けている宮田さん。気軽におやつとして食べているうちに、台湾茶のおいしさに目覚めます。

「茶藝館 甜」
所在地 兵庫県神戸市東灘区住吉東町4-6-16 1F
電話番号 078-857-1867
URL http://taiwancha-kobe.com/

宗田洋子(そおだ よおこ)
ライター。神戸生まれの神戸育ち。神戸を離れたことがない神戸っ子。ライター歴30年以上で、関西の雑誌の取材だけでなく全国誌でも関西取材を手がけ、老舗から新店まで回ったお店は数知れず。移り変わる街を見続けてきた。食いしん坊で飲んべえ。

Column

そおだよおこの関西おいしい、おやつ紀行

生まれも育ちも神戸の生粋の神戸っ子で、長年の関西での取材経験からおいしいお店を知り尽くしている、ライターのそおだよおこさんが、関西の「今、食べてほしい!」というおやつを紹介します。

2016.03.20(日)
文・撮影=そおだよおこ