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本の話
歴史上、成功したナンバー2は誰か? 『はじめは駄馬のごとく〈新装版〉 ナンバー2の人間学』(永井 路子)
城山 私は、関白藤原道長というのは完全にナンバー1(ワン)型の人間だと思っていたのですよ。「此の世をばわが世とぞ思ふ……」などと歌い、栄耀栄華を尽しています…
2023/08/30
トリヴィアル・ファントム論『盲剣楼奇譚』(島田荘司) マジシャン山岸 塁が語る魅力
島田荘司が小説を書かなければ、わたしは“わたし”ではなく、そして“わたし”がいなければ、本書『盲剣楼奇譚』は存在していなかった――かもしれない。 人口わずか…
2023/08/29
私のゲーム遍歴と、『二百十番館にようこそ』
〇〇バカ大集合ものが大好き。例えば、「特攻野郎Aチーム」とか「オーシャンズ11」とか「七人の侍」とか。一芸に秀でた、でもそれ以外はダメな人たちが集まって、チ…
2023/08/28
「書く」ということへの畏れ――吉村昭作品が読み継がれる理由『帰艦セズ〈新装版〉』(吉村 昭)
吉村昭氏の小説は常に、静かな声で語られる。戦争をテーマとする作品では、ときに無残な死が描かれるが、非日常の異様な状況や心理に迫るときも、決して声高になること…
2023/08/18
ただ一度の夏を全力で過ごす若者たち『この夏の星を見る』(辻村深月)
「星はロマンがあっていいな、くらいの気持ちで、実際に高校の科学部や観測部の生徒さんや先生に取材を始めたら、予想以上にガチで理系の領域だとわかり青くなりました(…
2023/08/16
荒木あかね 道行く先のミステリリレーコラム「偏愛読書館」
一つのことに打ち込むのが苦手だ。新しいことを始めるのは大好きだけれど、すぐに目移りしてしまううえに諦めも早いので、たくさんの挫折を経験してきた。 中学3年生…
2023/08/14
小説、ゲーム、謎解き…… 道尾秀介と加藤隆生の2人が “体験型”ミステリーの可能性を語る!
大人気の「リアル脱出ゲーム」生みの親である加藤さんと、小説と写真の融合『いけない』で読者を驚愕させた道尾さん。小説、ゲーム、謎解き……ミステリーの未来を語りま…
2023/08/11
ミステリーを書くために“警察”を選んだ――『可燃物』米澤穂信が自身の最新作を語る
新作の舞台は、群馬県警捜査一課。〈どこまでもスタンダードに情報を集めながら、最後の一歩を一人で飛び越える〉葛(かつら)警部が難事件を解決する短篇集だ。米澤さ…
2023/08/10
「家庭のなかの知られざる労働者」の知られざる歴史が浮かび上がる!『家政婦の歴史』(濱口 桂一郎)
家政婦、といえば、現代日本人の大部分は、「市原悦子演じる石崎秋子が『大沢家政婦紹介所』の家政婦として上流階級の華やかな暮らしぶりの家庭に派遣され、そこで繰り…
2023/08/09
〈特別インタビュー〉瀬尾まいこ「社会的なテーマを書いたつもりはないですが…」『私たちの世代は』
2019年に『そして、バトンは渡された』で第16回本屋大賞を受賞。同作は2021年に映画化され、文庫版は同年の年間ベストセラーランキング文庫部門(トーハン&…
2023/08/08
文明発祥の地&“現代最古のカオス”謎の巨大湿地帯へ! 『イラク水滸伝』(高野秀行)
準備期間を合わせ、足掛け6年。古代メソポタミア文明を生んだ湿地帯を巡る旅が、ついに1冊の本にまとまった。「イラクという国も、その奥にある湿地帯も謎に満ちてい…
2023/08/07
人種や国境を超えて誰もが理解し、 愛せる人情と家族の物語 『パチンコ 上下』
私はバブル時代まっただなかの東京でアメリカ人ビジネスマンと知り合って結婚した。英国留学から戻り、日本に住みはじめたばかりの頃である。娘を出産後に夫の転勤で香…
2023/08/04
なぜ、いま「信長」を考えるのか『信長の正体』(本郷 和人)
「歴史上の人間で好きな人物を三人挙げよ」というと、幕末の志士であった坂本龍馬とともにランクインする確率が非常に高いのが織田信長である。 このように信長人気が高…
2023/08/03
創作ノートは絶対に見せません! 小池真理子さんが語る小説作法―― これまでとこれから『日暮れのあと』
2020年に亡くなった夫で作家の藤田宜永さんと過ごした日々や、喪失の痛みをつづったエッセイ『月夜の森の梟』で大きな反響を呼んだ小池真理子さん。小説では恋愛もの…
2023/08/02
読者を戦後大阪へ放り込む、 ミステリにして大スケールの歴史小説『インビジブル』(坂上 泉)
まだまだ敗戦の色濃い昭和二十九年(一九五四)五月、大阪で殺人事件が発生した。現場は大阪城東部、旧造兵廠跡の国有地ということになっているが、実際には不法占拠の…
2023/08/01
有栖川有栖さんが語る 光原百合さんのこと『やさしい共犯、無欲な泥棒』
巻末の年譜にあるとおり、光原百合さんは二〇〇八年から三年間、綾辻行人さん・有栖川とともに小説推理新人賞の選考委員を務めた。 選考後に互いの近況などを語り合っ…
2023/07/31
担当編集者どうしが語る、 スティーヴン・キング 『異能機関』ウラ話を大公開!
高橋 文藝春秋翻訳出版部がお送りする「翻訳の部屋」、第15回です。今回はスティーヴン・キングの新作長編『異能機関』について、長年担当をしてきました部長の永嶋に…
2023/07/21
SF小説の旗手が描く青春ハック小説 藤井太洋、最新刊の冒頭を大公開 『オーグメンテッド・スカイ』
『オービタル・クラウド』で日本SF大賞、星雲賞、『ハロー・ワールド』で吉川英治文学新人賞を受賞するなど、SF小説の旗手として注目を集める藤井太洋さんの最新刊が…
2023/07/20
健康寿命は食事でぐんぐん延びる!『80代現役医師夫婦の賢食術』
私はこれまで、約四〇年にわたって世界二五か国六一の長寿地域・短命地域を訪れ、その土地の人が食べているものを調べることで、食と健康・長寿の関係を研究してきまし…
2023/07/18
「選考委員への挑戦状」とされた 第30回松本清張賞。新感覚の 「読書体験」をもたらすデビュー作
5人の選考委員、阿部智里さん、辻村深月さん、森絵都さん、森見登美彦さん、米澤穂信さんに「挑戦状」を叩きつけ、受賞を勝ち取った森バジルさん。読者だけが理解できる…
2023/07/17
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『CREA』2025年春号(通常版)に関するお詫びと修正版PHOTO CARD送付のご案内
2025.3.13
「CREAかわいいニャングランプリ2025」個人情報に関するお詫びとご報告
2024.12.30
CREA2025年冬号の記事にて お詫びと訂正がございます
2024.12.6