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本の話
「世界的規模の陰謀」を背景に日米の疑獄に新たな仮説『ロッキード』(真山 仁)
バブル崩壊以降の「失われた三〇年」を経済社会の深層からえぐって浮かび上がらせるストーリーの第一級の語り手であり、当代きっての小説家である真山仁が、初めて長編…
2024/01/10
「母親山」を登ってみて『棚からつぶ貝』(イモト アヤコ)
単行本が刊行されて三年、この文庫版あとがきを書くにあたり、あらためて本書を読んで思った。 本当にわたしは人に恵まれている。 振り返ればここ数年、環境の変化に…
2024/01/08
父と旅――遠足を待ちきれない少年のように『曙光を旅する』(葉室 麟)
父はせっかちなひとだった、と書くと意外に感じる方も多いだろうか。性格は温和で、人と話す時間をこよなく愛する寂しがり屋だった。仕事の飲み会とあれば、都合をつけ…
2024/01/05
物の怪と人が支え合う。独自の魅力が光る「陰陽師」もの『播磨国妖綺譚 あきつ鬼の記』
上田早夕里の本を、書庫のどこに置くか。目下の私の悩みである。我が家の書庫の棚は、大雑把であるが、日本人作家と海外作家で分け、さらに「歴史時代小説」「ミステリ…
2024/01/04
日本が日露戦争で負けていたら……歴史改変で描く国家に抗う男の肖像『帝国の弔砲』(佐々木 譲)
自分には何ができるだろうか。 佐々木譲『帝国の弔砲』は、その単純な問いを突き詰めた男の物語である。 スリーパーとは、目的地に入り込んで民間人として生活し続け…
2024/01/02
黒川ワールド炸裂! 美術品に纏わりつく金の亡者たちの、エグみたっぷりで過激なリアリティ『騙る』
その依頼はある日、指令のごとく突然やって来た。 私は文筆を生業(なりわい)としている身ではない上に、美術業界の関係者とはいえ現在活動中の美術家をサポートする…
2024/01/01
鬼平襲名! ――令和に親子で繋ぐ“鬼” 松本幸四郎×市川染五郎
池波正太郎生誕100周年を機に人気シリーズが新キャストで蘇ります。 親子で鬼平を演じるお二人の先達への敬意、そして使命とは――――待望の「鬼平犯科帳」が帰っ…
2023/12/29
年末年始に読みたい! 文春文庫 オブ・ザ・イヤー2023
冬の訪れとともに、2023年も、「文春文庫 オブ・ザ・イヤー」をお届けできる時期が到来しました。年末年始のお供に、大切な方へのプレゼントに、頑張った自分へのご…
2023/12/18
台湾はいかにして台湾になったのか? 疑問に応えるスリリングな台湾史 『台湾のアイデンティティ』
台湾への親近感は、近年の日本において、かつてなく高まっている。筆者の勤務する大学で、初めて台湾について学ぶ学生さんたちを相手に「台湾のイメージ」を聞くと、お…
2023/12/15
見た目の「老け」は食事のせい!?最新研究からわかった「若さを取り戻すための食事術」とは
『週刊文春』で2017年、「老けない最強食」という特集シリーズを始めた。当時は「老ける」「老けない」の視点で食べものが取り上げられることはほとんどなかったと記…
2023/12/14
最先端科学が解明する老化の謎『老化は治療できるか』(河合 香織)
命の終わりに際して、1日でも生きられる権利が買えるとしたら……。 老化が進んで思うように動けなくなった時に、若い頃の元気な体で過ごせる時間が得られるとすれば…
2023/12/13
大座談会「陰陽師」が好きすぎる! 夢枕獏×澤田瞳子×武川佑×蝉谷めぐ実
現在開催中の「陰陽師とは何者か」展。「陰陽師」ブームを牽引する夢枕獏氏と、シリーズの大ファンでもある澤田・武川・蝉谷氏とともに、陰陽師の魅力を語り尽くす。写真…
2023/12/12
目利き書店員からのコメント続々!スタニング沢村発の長編フィクション『佐々田は友達』(スタニング沢村)
『実録 泣くまでボコられてはじめて恋に落ちました』『女の体をゆるすまで』で知られるペス山ポピーさんがペンネームをスタニング沢村と改め、はじめて長編フィクション…
2023/12/11
流し台のない部屋で『汚れた手をそこで拭かない』(芦沢 央)
覚めたくてもなかなか覚めることができない夢を渡り歩くような読み心地だった。一話、一話、嚙みつぶすたびにはっきりと、顔をしかめたくなるほど苦い。しかし咀嚼する…
2023/12/01
広重、春信らの浮世絵から想を得た名品7篇、熟達の筆、成熟の境地に酔う 『しのぶ恋 浮世七景』
惚れ惚れするような熟達の筆に酔いしれた。市井を描いた昨今の時代小説は数あれど、『しのぶ恋 浮世七景』は特筆すべき一級品である。 説明するまでもないが、諸田玲…
2023/11/29
驚き 『お帰り キネマの神様』(原田 マハ)
原田マハさんの小説『キネマの神様』をシナリオに脚色するにあたって、登場人物の魅力的なキャラクターを生かしたのは当然だったが、ストーリーについてはかなりの変更…
2023/11/27
遅れてきた青春『赤の呪縛』(堂場 瞬一)
これは青春小説ではないか――読了後、そう感じた。 本書の主人公である滝上亮司は三十六歳。青春というにはかなり年齢を重ねてしまってはいるが、父親に反発し、地元…
2023/11/24
門井慶喜が「江戸時代の金融市場」に挑む! ——新連載「天下の値段 享保のデリバティブ」に寄せて
以下、金融の話である。なるべくわかりやすく説明したい。 江戸時代には、たとえば旗本の給料は米で支払われていた。8000石ごくなら高給取り、200石ならまあま…
2023/11/23
一穂ミチが描く「愛」のかたち――新連載「アフター・ユー」に寄せて
二年半ぶりに「はじまりのことば」を書くことになった。前作(『光のとこにいてね』)のスタート時には、おうち時間を言い訳に怠惰な動画視聴ライフを送り、肝心の小説…
2023/11/21
際(きわ)をめぐっての対話『初めて語られた科学と生命と言語の秘密』
ついに松岡正剛さんとの本を出すことになった。本書の初めの方で松岡さんが言っているように、我々の対話はどこかオープンにはしないという前提で成り立っていたような…
2023/11/20
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浅野忠信さんの母・順子さん(74)が明かす、人生を変えた「60代の恋」 離婚、介護を経て…「一緒にいられるのは10年。楽しいことをいっぱいしようねって」
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山口小夜子も参加した“伝説の美少女軍団”「クレオパトラ党」、浅野忠信の母・順子さん(74)もメンバーだった!「ディスコでバチンバチンになることも…」
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2025.3.13
「CREAかわいいニャングランプリ2025」個人情報に関するお詫びとご報告
2024.12.30
CREA2025年冬号の記事にて お詫びと訂正がございます
2024.12.6