心身を包み込むように温めてくれる浅間温泉。お殿様も愛した名湯は、現代の女性の心も癒す。 温泉街のなかでひときわ目を引く、モダンと和が融合する建物が目印。 中庭に流れる滝の音を聞きながら、チェックイン手続きを。 廊下には松本の工芸品が飾られ、美術館のような雰囲気。地元の漆器店とコラボレーションしたオリジナルのワイングラスの美しさにうっとり。 ご当地部屋の「オーディオクラフトルーム」。楽器を作成するための木材を贅沢に使用したスピーカーで音楽を楽しめる。 客室で温泉を楽しめる贅沢。見上げれば、澄み切った信州の青空が。 ロビーは天井の高いホール型で、温泉旅館というよりは教会のよう。この空間を生かし、夜には生演奏のコンサートがここで行われる。 コンサートは全国の「界」で行われているご当地楽(地域文化を無料で楽しめるサービス)の松本版。毎晩20時30分と21時15分に、30分ずつ開催される。予約は不要。 コンサートの時間になるとロビーに「信州WINE BAR」がオープン。スタッフが自らワイナリーに足を運んで厳選したワインを、音楽とともに。 天井を飾る雲母刷り。モダンな空間に優しく柔らかな雰囲気を添えている。 独特な建物の建築は、羽深隆雄氏によるデザイン。組子障子など伝統技法を用いたインテリアは見応えあり。 早朝6時から夜遅く23時まで開放されているトラベルライブラリー(12~15時は閉室)。本のセレクトも思わず読みたくなるものばかり。 次の料理が楽しみになる会席料理の夕食。見た目も味も大満足。 先付けの特製鯛切りそばがき。「五一わいん」のソーヴィニヨン・ブランを合わせて。 毬のような形をした三段重の器を開いていくと、八寸やお造りが現れるサプライズな仕掛けも。「サントリー塩尻ワイナリー」のメルローのロゼとともに。 芳醇な香りが食欲を誘うワインすき鍋は、秋から冬にかけてのお楽しみ。 季節の野菜と牛肉を温めた卵に絡めて食べる幸せ。「井筒ワイン」の樽熟成メルローとの相性が抜群。 ふんわりとした信州味噌の香りが身体を目覚めさせ、食欲を誘う朝食。