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日穏(KANON)さんインタビュー【前篇】
日穏(KANON)さんインタビュー【後篇】

BMSG主催のオーディション番組「THE LAST PIECE」から誕生した新ボーイズグループ「STARGLOW」のメンバーとして、デビューが決定したKANON。2025年10月24日(金)公開の映画『代々木ジョニーの憂鬱な放課後』では、“日穏(KANON)”として初主演を飾る。歌やダンスのみならず、演技でもその才能を発揮する彼に、今回は“俳優業”への思いと、今後の目標についてをたっぷりと伺った。
初の映像出演作で、初主演に抜擢!

――幼い頃に劇団「Youth Theatre Japan」に所属されていた日穏さんですが、元々は俳優志望だったのですか?
幼稚園の頃、鈴木福さん主演のドラマ「コドモ警察」をたまたま見たんです。その瞬間、“自分もテレビの中の人になるんだ!”という気持ちが芽生え、“俳優になりたい”と意識するようになりました。
それをきっかけに、母の知人の芸能関係者の方に相談したところ、“まずは劇団に入って、演技を一から学んだほうがいい”とアドバイスをいただいて。小学6年生のときに、実際に劇団に入ることを決めました。
――自分の意志から劇団に入ったのであれば、レッスンは苦ではなかった?
僕が入った劇団は、演技レッスンのようなものは特になくて。作品に出演することを通して、自分の演技を深めていくスタイルだったこともあり、自由に伸び伸びやっていました。最終的に中学3年生まで所属して、その後「MISSION×2」というオーディションをきっかけに今の事務所であるBMSGに所属することになったんです。そこからは歌やダンスのレッスンを優先して、演技の方は少しお休みしていました。
――そして、映画『代々木ジョニーの憂鬱な放課後』では主演に抜擢されます。
BMSGに入ってからも、ずっと「僕、演技のお仕事をやりたいんです」と伝えていたんです。そうしたら、まさか初めてのお仕事で、映画の主演をやらせていただけるなんて……思ってもいなかったですね(笑)。アーティストとしては練習生(トレーニー)だったのですが、それとは別に、お芝居ができることがとにかく嬉しかったです。
2025.10.21(火)
文=くれい響
写真=山元茂樹
スタイリング=Yuki Tsuchida
ヘア&メイク=津谷成花(MASTER LIGHTS)