◆栗川商店の渋うちわ[熊本/山鹿]
柿由来の“渋”をうちわに塗ることにより、和紙を丈夫にして防虫の役目も果たす渋うちわ。絵柄や形のバリエーションも豊富で好みを選ぶのも楽しい。
「代々つくり続けられているシンプルかつ味のある形と素材。山鹿温泉めぐりのお伴にも」(日野さん)
◆山口和宏作 こっぱくん[福岡/うきは]
原鶴温泉にほど近い、うきは市生まれの「こっぱくん」。家具の制作に向かない虫穴や節がある材や端材を利用してつくられるサイドテーブル。椅子に見えて椅子じゃない。
「山口さんの人柄がにじみ出る作品。座りたい気持ちをグッと我慢して、この愛らしくも絶妙な“存在”を楽しみたい」(日野さん)
Jingoro
CREA 2024年秋号
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