とっておきのワインを持ち込んでパーティを

 その人気のシステムとは、ひとりにつき最低4,000円分の食事か飲み物のオーダーで「ワイン持ち込み料無料」しかも「本数無制限」というもの。

 お祝いにいただいた“とっておき”ワインを友達と開けたい、でも折角ならワインにふさわしいグラスで、抜栓のタイミングもプロにお任せしたい。メインは持ち込みワインで、でも乾杯はシャンパーニュでしたい。ワイン会をしたいけれど、家に集まるとグラスの準備や料理や片付けが面倒。心配いりません。お気に入りのワインを、最適なグラスで、心地よいプロのサーヴィスで、ゆっくり味わうことができます。

ある日の常連さん持ち込みワイン。店内の女性ひとり客全員に振る舞われた。ラッキー。

 バースデー・ヴィンテージのワインを囲んで同期女子会、などの企画はもちろん、通常だとワイン価格よりも持ち込み料が高くついてしまうテイスティング勉強会にも使い勝手がよく、人数が集まれば貸し切り対応も可能です。

 そしてもし運が良ければ、ふらっと立ち寄ったその日、常連さんの持ち込みワインをお福分けいただく機会に恵まれることも。

「フォアグラのクリーミーさを感じる自家製パテ・ド・カンパーニュ」(1,250円)。

 フォアグラたっぷりでクリーミーなパテ・ド・カンパーニュには、2種のマスタードが添えられて、女性ならメインとしても十分なボリューム。そのほか、定番からその日のスペシャルまで、各種揃ったサラダやフロマージュ、プロシュートはどれもハズレなくワインを誘います。

大きなサラダボウルで供される「ふんだん野菜のガーデンサラダ」(980円)は男性にも人気。

 牛ほほ肉の赤ワイン煮込みなどメイン料理をしっかりといただくのもよいけれど、やはり〆には麺類をという方には、店のスペシャリテ、小豆島のオリーブ麺をオススメします。オリーブを練り込んだ小豆島伝統の手延べ素麺は、乾かす時に使う油もオリーブオイルを使用しているそう。2色のオリーブとポワローのソースを絡めて食べるとワインがいくらでも飲めてしまいます。

常連客が〆に必ず頼む「小豆島の手延べオリーブ麺」(950円)。

2016.03.07(月)
文・撮影=吉岡のの