サクサク、ホロホロ、カリカリ……おいしい焼き菓子
「アーモンドクッキー」は、サイコロのようなコロコロした立方体。噛むとサクサク、ホロホロ。ローストしたアーモンドダイス(粒)のカリカリ食感がアクセント。甘さも程よく、香ばしい。これにも、たっぷりのアーモンドパウダーが入っています。
クッキー生地にココアを入れた「チョコクッキー」も、サイコロ形。同じくサクサク、ホロホロした食感で、こちらにはチョコチップが入っています。甘くないココアの風味が広がって、コーヒーやウイスキーなどのお酒に合う味わい。
「フロランタン」は、ベースにクッキー生地などがないタイプ。全部がアーモンドで、ザクザクした食感。塩味がきいていて、甘みと隠し味の文旦ピールの苦みとのバランスも抜群。香ばしく贅沢な味わいです。
「ガトーバスク」は、食べてびっくり。「生地にアーモンドパウダーを入れて、間に自家製の小豆あんを入れています。バスクの人に怒られるくらい、レシピを変えてしまいました」と田畑さんは苦笑い。小豆あんだけでなく、季節の果物で作る自家製のジャムをはさむこともあるのだとか。アーモンドパウダーで風味や食感が変わることを実感できるお菓子でもあります。
「週末のレモンケーキ」は、「ウイークエンド」という名前で知られているレモン風味のケーキのアレンジ。「アーモンドパウダーを多く使っているので、ふわっと軽くは焼き上がりません。しっとり、コクがある生地にしたかった」と田畑さん。
「フルーツケーキ」の生地にも、アーモンドパウダーを入れてしっとりさせているのだそう。レーズンや文旦のピール、自家製の梅の実のコンポートなどが入っていて、優しい甘みとさわやかな風味。小さなサイズで食べやすいのがいい。
2016.01.31(日)
文・撮影=そおだよおこ