問題の所在を明確に指し示すアート
フランス出身のアーティストJRは弾圧、貧困、差別といった問題の所在を、アートで明確に指し示す。意外な場所に巨大写真を出現させるグラフィティ作品で知られるが、近年は映像で同様のテーマを伝えんと試みている。
今展では、米国移民問題を扱った《エリス島のゴースト》、パリ郊外の暴動事件をテーマにした《レボスケ》、巨大コンテナ船を舞台にした《リヴァージュ》の映像作品をじっくり観ることができる。
『EPS24-JRの映像』
会場 ワタリウム美術館(東京・外苑前)
会期 2015年11月8日(日)~12月6日(日)
料金 一般1,000円(税込)ほか
電話番号 03-3402-3001
URL http://www.watarium.co.jp/
2015.10.20(火)
文=山内宏泰