噂の豪華ラウンジはやっぱり凄かった!
ペルシャ湾に突き出した半島にあるカタールは、秋田県とほぼ同じ面積の小さな国。石油と天然ガスで潤っていて、国民は税金を支払う必要がないというお金持ちの国でもある。その首都、ドーハのハマド空港は、きらびやかでお金持ちの国の雰囲気がぷんぷんしている(笑)。
ここで乗り継ぎ、アブダビまでは約1時間という短いフライト。ここまでがビジネスとエコノミーという2クラスのフライトだったのに対し、ここから先はファーストとエコノミーという2クラスになる。
ここから先はファーストクラスなので、通常ならファーストクラスラウンジを使うことができる。お金持ちの国のファーストクラスラウンジはどんなに豪華なのだろう、と楽しみにしていたものの、なんと、改装中とのこと(涙)。
ビジネスクラスラウンジはいくつかあるというので、インフォメーションでお勧めのラウンジを確認してから、専用のエスカレータで上へ。中に入って驚いた。左右にとてつもなく長くて、とくに左側はどこまでも続いているように見える。
ラウンジを楽しもうとトランジットの時間を長めにとっておいたので、まずはふたつあるレストランのうちのひとつへ。エレベーターで上がると、ビュッフェで温かいお料理を並ぶホットフードレストランがある。「せっかく中東に来たのだから、やっぱり中東のお料理よね!」と、ここでもフムスから始めて野菜中心のシチューなどをいただく。
もうひとつのレストランは、メインフロアの端にあり、サラダやサンドイッチを中心とした軽食がある。「搭乗前にはこっちね」などと、食べることから時間配分を決めたのだった(笑)。
右:スパの個室。本格的ボディマッサージを楽しむこともできる。
食後は、時間があったのでラウンジを出て空港内のスパに向かった。エアポートホテルの上のフロアにあり、本気で泳げるサイズのプールも併設されている。ラウンジの外なので無料というわけではないが、ここで30分のフットマッサージでリラックス。ロングフライトの後だけに、足がかなり軽くなった。
そして、ラウンジに戻って少し休むことに。仮眠室はないというので、ラウンジスタッフの方に静かな場所を聞くと、広いラウンジの端まで一緒に歩いて案内してくれた。シャワーと同じ場所に、ソファ付きの半個室があった。完全な個室ではないものの、静かで、かなり落ち着いて休むことができる。
改装中のファーストクラスラウンジは、これだけ豪華なラウンジの、さらに上だなんて。「いったいどんなに贅を尽くしたラウンジになるのかしら?」と想像を膨らませたのだった。ファーストクラスで世界2周目の妄想とともに(笑)。
2015.08.07(金)
文・撮影=たかせ藍沙