緑に囲まれたラグジュアリーロッジに宿泊

レストランとラウンジ、テラスなどがあるキャンプ・ジャブラニのメイン棟。写真左手には池があり、ときおり動物たちが水を飲みに現れたり、カメが顔を出したりする。

 キャンプ・ジャブラニには、一戸独立型の6棟のスイートと、2棟が繋がっていて、3人の子供を含む9人まで滞在することができるヴィラ、そして、レストランとラウンジがあるメイン棟、ブティック&ライブラリー棟、スパ、ジムなどがある。

 どの施設も、大自然の中とは思えないほどラグジュアリーな造りだ。メイン棟のすぐ横には、ときどき動物たちが水を飲みに来る池があり、テラスの下には、雨季になると水を湛える川がある。

6棟あるスイートの室内。手前がリビングスペース、奥にバスタブと洗面台、その奥にシャワーブースとトイレがある。
タオルやトイレットペーパーには、ゾウの形をくり抜いた木の葉が添えられている。持ち帰りたくなるかわいさ!

 6棟のスイートには、川に面したウッドデッキがあり、小さなプライベートプールも付いていて広々とした造り。室内は、中央に天蓋付きのベッドがあり、その左右にソファのあるリビングスペースと、バスタブとふたつの洗面台が並ぶバススペース、そしてシャワーブースとトイレがある。内装はアフリカらしい調度品で飾られていてサファリ気分たっぷり。

 ときおり、インパラなどがスイートの外を歩いていたりする。夜間や早朝は大型の動物と遭遇する可能性があるので、メイン棟とスイートの間の移動はロッジのスタッフに付き添ってもらう。

川(取材時には水はなかった)に面したウッドデッキは広々としていて、プールや、イスとテーブル、デイベッドなどがある。
緑の中にあるオープンエアのスパ・トリートメントベッド。自然のただ中でのマッサージを楽しむことができる。

 客室棟が少なく、こぢんまりとしたロッジながら、スパやジムもあり、必要なものは全て揃っている。

左:朝日を受けながらの朝食。フルーツ、スコーンに始まり、温かい卵料理で、朝から元気が出る。
右:いつもとびきりの笑顔でサービスしてくれるスタッフの温かさもうれしい。

 なにより、テラスでいただく食事がことのほか美味しい。朝食には絶妙な半熟のエッグベネディクトがあり、ランチやディナーには、インパラ、クードゥー、スプリングボックといったアフリカの動物たち(食肉用に飼育されたもの)を使ったカルパッチョやステーキなどのメニューも。それらが、サバンナの中とは思えないくらい本格的な料理となってテーブルに並ぶのだ。もう少し長く滞在したくなってしまった。

ランチとディナーは、こちらのウッドテラスで。そよ風が気持ちいいスペースだ。

Camp Jabulani(キャンプ・ジャブラニ)
所在地 Kapama Private Game Reserve, Hoedspruit, Limpopo Province, 1380, South Africa
電話番号 +27-0-15-793-1265
URL http://campjabulani.com/

リゾートアンドサファリ
URL http://www.south-africa-tour.com/

ルレ・エ・シャトー
URL http://www.relaischateaux.jp/

たかせ藍沙 (たかせ あいしゃ)
トラベル&スパジャーナリスト。渡航130回超・60カ国超、海外スパ取材230軒超、ダイビング歴800本超。日々楽しい旅の提案を発信中。著書は『美食と雑貨と美肌の王国 魅惑のモロッコ』(ダイヤモンド社)、薔薇でキレイになるためのMOOK『LOVE! ROSE』(宝島社)など。楽園写真家・三好和義氏と共著の『死ぬまでに絶対行きたい世界の楽園リゾート』(PHP研究所)が4刷、台湾版も好評につき、第2弾『地球の奇跡、大自然の宝石に逢いに… 青の楽園へ』が発売中!
Twitter https://twitter.com/aisha_t
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Column

たかせ藍沙のファーストクラスで世界一周

ファーストクラスで世界一周だなんて手の届かぬ高嶺の花かと思いきや、実はちょっとの工夫でリーズナブルに実現することができるんです。アマゾン川、マチュピチュ、ウユニ塩湖、ナミブ砂漠、南アフリカ、オーストラリア、香港、インドネシア……。トラベルライターのたかせ藍沙さんが体験したとっておきの旅を、ここに公開!

2015.07.24(金)
文・撮影=たかせ藍沙