動物が描かれた工芸

「架鷹図」(部分) 李巌 朝鮮時代 16世紀 日本民藝館蔵

 動物のモチーフは絵画だけでなく、染織や陶磁器など、さまざまな場所に現れてきた。鳳凰や龍、麒麟など想像上の霊獣や、武威を示す鷹、釈迦の象徴である白象、夫婦円満を表す鴛鴦から金運を授かる蝙蝠まで、中国や日本で共有され、人々の生活と交わった吉祥文様は数限りなく存在する。

 今回の展示ではこうした動物が描かれた工芸と絵画を一堂に集め、動物画と動物文様がどのように表現されてきたかを探る。

『動物文様の工芸と絵画』
会場 日本民藝館(東京・駒場)
会期 2015年6月30日(火)~8月23日(日)
料金 一般1,100円(税込)ほか
電話番号 03-3467-4527
URL http://mingeikan.or.jp/

2015.05.16(土)
文=橋本麻里