人間と動物、その境界を超えて

キフェベ仮面 ソンゲ(コンゴ民主共和国) (C)musée du quai Branly, photo Sandrine Expilly

 人間と動物との隔てを超えようとする時、あるいは自然と向き合い、神や精霊といった目に見えない存在と通じ合おうとする時、私たちの祖先は動物や精霊や神々、そして物語の登場人物を模った仮面を被ることで、それぞれの世界が接する境界へたどりつくことができた。

 フランス国立ケ・ブランリ美術館がアフリカ、アジア、オセアニア、アメリカなどで蒐集した仮面から、さまざまな土地の特質や文化を読み解く。

『フランス国立ケ・ブランリ美術館所蔵 マスク展』
会場 東京都庭園美術館(東京・目黒)
会期 2015年4月25日(土)~6月30日(火)
料金 一般1,200円(税込)ほか
電話番号 03-5777-8600(ハローダイヤル)
URL http://www.teien-art-museum.ne.jp/

橋本麻里

橋本麻里 (はしもと まり)
ライター/エディター。1972年生まれ。明治学院大学非常勤講師。近著に『変り兜 戦国のCOOL DESIGN』(新潮社)、共著に『チェーザレ・ボルジアを知っていますか?』(講談社)、『恋する春画』(新潮社)など。

Column

橋本麻里の「この美術展を見逃すな!」

古今東西の仏像、茶道具から、油絵、写真、マンガまで。ライターの橋本麻里さんが女子的目線で選んだ必見の美術展を愛情いっぱいで紹介します。 「なるほど、そういうことだったのか!」「面白い!」と行きたくなること請け合いです。

2015.05.16(土)
文=橋本麻里