どのくらいの出費ならOK? 理想の家計簿でシミュレーション

  ここで、月の手取りが26万円の人の理想的な家計簿をみてみましょう。項目は家計簿によって違いますのであくまでも目安にして下さい。ここでは更に項目を3つのグループに分類しました。「生活にかかる費用」、「お楽しみの支出」、「将来への投資」です。それぞれ、55%、20%、25%を目安に考えるとバランスのよい支出になります。

 皆さんの家計簿はいかがでしょうか。なかなか理想通りにいかないのが現実ではないでしょうか。実際に、“ダメダメOL”時代の私は被服費と美容費が全体の半分以上になっていました。今も外食費などでエンゲル係数が高めです。「人生でこれだけは大切」というところには多めに費用をかけるのも仕方がないかと思います。ただし、何かの支出を増やせば必ずその分どこかで調整しないといけないということを覚えておきましょう。

 支出を把握できていないと、足りない部分をクレジットカード払いにして自転車操業になりがちです。まずは、1カ月の支出を把握するところから始めてみましょう。

 次回は各項目での上手なお金の使い方と賢い節約法をご紹介させていただきます。

Column

花輪陽子の「大人のマネー塾」

大人の女性なら知っておきたいマネーの知識を、普通のOLからファイナンシャル・プランナー(FP)になった、花輪さんが教えます!

2011.10.14(金)
text:Yoko Hanawa