毎月のクレジットカードの支払いに、日々のランチや会社帰りのお買い物。気がつくと自分は月に一体いくら使っているのか分からなくなってしまいます。お買い物三昧で貯金が全くできなかった“ダメダメOL”時代の私もそうでした。給料明細やカードの明細なんて見たくもなかったのです。そんな人もまずはざっくりと自分の支出を把握するところから始めてみましょう。
そうはいうものの、家計簿を買ってもまっさらのままなんてことも。そんな忙しい人におすすめなのがツールの力を借りるということ。例えば、ネット家計簿の活用です。ケータイやスマートフォンで買い物をした瞬間に記録をすることができます。家計簿は“つけること自体”が目的となりがちですが、ツールは後から分析をすることにも優れています。一番大切なことは自分の買い物パターンを知り、改善をすること。更に慣れると、つけるのも紙より手軽です。
あとから分析もできるらくらくネット家計簿
私のおすすめの一つは「ネット家計簿ココマネ」。とにかく入力が簡単です。例えば、Aスーパーでお惣菜を買った場合、予め登録されている「食費」の項目を選び、お店の名前である「Aスーパー」と金額を入力します。一度入力したお店は次からは画面上で選ぶだけ。金額だけをサクサク入力していけばよいのです。入力したデータはエクセルでダウンロードでき、どのお店でいくら使っているのかという集計もできます。「美容費が突出して高い」などの項目ごとの分析の他にも、「コンビニとネットショッピングで使いすぎている……」という要注意なお店をあぶり出すことができるのです。たくさんお金を落としているお店が分かればそのお店に近寄らないという対策もできるワケです。
“家計簿が続かない”という人も、とりあえず1カ月分を記録すれば大まかな傾向が分かります。また、食費や雑費などの日々の小さな支出に関しては、1週間だけつけて4倍するという方法もあります。
もっと手軽にざっくりとつけたいという人には「自動ネット家計簿」がおすすめです。銀行口座やクレジットカードを登録するだけで入出金が自動的に反映される「OCN家計簿」というサービスがあります。家賃や水道光熱費などの固定費を引き落としにしている人はこれだけで簡単な家計簿ができます。また、増え続ける銀行や証券口座のデータを一つにまとめることもできます。
2011.10.14(金)
text:Yoko Hanawa