再結成後には、新大久保を拠点にライヴ活動

――その後、日本でも人気の韓流ドラマ「イ・サン」「トンイ」にも出演されますが、本格的に俳優活動を始めた頃はいかがでしたか?

 5tionとして活動をしていたこともあり、オーディション会場でも僕のことを知っている方が多く、幸いにも最初の頃から、小さいながらも役をもらうことができたんです。その後、「イ・サン」「トンイ」といった作品にも出演させてもらいましたが、いろいろな現場で多くの有名俳優さんから演技を勉強させてもらいました。

――12年、新生5tionとして活動することに関してはどのように思いましたか?

 韓国で新たなメンバーも入れて日本を活動拠点に決めましたが、再結成してすぐは、俳優活動が順調だったこともあり、不安な気持ちでした。でも、自分は5tionのメンバーとしてデビューしたわけですし、そのときから応援してくれたファンのみなさんに支えられていままでやってきたので、新メンバーであっても、拠点が日本であっても、もういちど5tionとして頑張っていきたいという想いでした。

――また、新大久保のライヴハウス「SHOW BOX」で週2~3回ライヴを続けることに関してはどのように思っていましたか?

 やはり、体力的には心配でしたね(笑)。そのため、新たな5tionに関してはパワフルなダンスより、ヴォーカルに力を入れるように決めました。そして、韓国とは違い、ファンが誰もいないところから始めることは、僕だけでなく、ほかのメンバーも不安でした。でも、後輩でもある東方神起のユンホから「日本では一歩一歩、着実にやっていけば、必ず結果はついてきます」とアドバイスをもらっていたので、その言葉を信じて頑張っていこうと思いました。

2014.12.19(金)
文=くれい響
撮影=三浦英絵