モルディブ屈指のスケールを誇るヴィリンギリ島
ヴィリンギリ島は、シャングリ・ラ ビリンギリ リゾート&スパ モルディブの1島1リゾート。モルディブ屈指の大きさを誇る12ヘクタールもの島内には、1万7000本ものヤシの木や巨大なバンヤンツリーが生い茂るジャングル、3つの湖沼もあり、「モルディブ=歩いて回れる程度の小さな島」というイメージとは異なります。他の島よりもっとワイルドというか、スケールが大きいというか。ちなみに、各ヴィラに自転車が用意されているので、移動は徒歩よりも自転車やカートがもっぱら。
そして全長3キロの島は細長く、西側は鏡のように穏やかなラグーンと約2キロも続く白砂ビーチ、一方の東側はすぐ沖で波が荒々しく砕ける岩礁、東西で雰囲気もまるで違います。水上コテージやほとんどのヴィラ、レストランなど、リゾート施設が面しているのは、西側のピクチャレスクなビーチ側になります。
モルディブにしては大きなサイズ、豊かなジャングルが功を奏して、このリゾートならではの施設やサービス、客室タイプも。なんと9ホール(7.5ヘクタール。ほとんどがパー3、1111ヤード)のゴルフコース&クラブハウスがあるのは、モルディブ初。ゴルフ通によると、「ラグーンや水上コテージを眺めながら、初心者から本格派まで楽しめるコースデザインになっている」とか。
また、鬱蒼と茂る木々に包まれた高床式のツリーハウスヴィラという客室タイプ、熱帯の木々の合間にテーブルをセッティングする“ダイン・バイ・デザイン”やアクティビティのネイチャーウォークがあるのも、ジャングルがあってこそ。
2014.11.15(土)
文・撮影=古関千恵子