初心者でも楽しめるというロッククライミングに挑戦!

ロッククライミングを楽しむためのビーチへは、汽車を模したかわいい連結バスで移動。

 翌日は、リゾート内の大自然を体感できるアクティビティに参加することにした。熱帯雨林を歩くジャングルウォークの後に、メインビーチから少し離れた場所にある切り立った崖の下へ。ここで、ロッククライミングを体験できるというのだ。インストラクターがロープを引っ張ってくれるので、全くの初心者でも落ちることはないし、腕の力が弱くても大丈夫とのことなので参加することに。でも、私の前に登った女性は膝を擦りむいて帰還……。

この女性、途中で足を踏み外して膝を擦りむいて血が……。思わず気弱になってしまった。

「けっこう危ないのかも……」などと気弱になりつつ、ハーネスとヘルメットをつけて崖っぷちを登る準備を始める。ふと、インストラクターの顔を見てびっくり。なんと、昨夜の白い王子様ではないか! ショーでは白い衣装の王子様と青い衣装の王子様がいて、よりきらびやかなオーラを放っていたのは白いほうの王子様だった。「ひゃー、白い王子様が引いてくれるロープを頼りに登るのね!」と、垂直に切り立つ崖よりも王子様にドキドキしてしまうという展開に(笑)。

次々とゲストのロッククライミングをサポートする王子様。白い王子様は、昼間もやっぱり白い服だった!

 3本あるロープのうち、初心者向けを選んでおそるおそる登り始めると、王子様が「次は右足を上に!」、「左手でそこの岩を掴んで!」などと、下から教えてくれる。言われたとおりに登ると、スイスイと頂上に近づくことができた。「そのチェーンの上にタッチして!」と言われるままに折り返しポイントにタッチ。王子様の的確なナビゲートで無事に登り切ることができた。

お尻を向けて失礼。こちらが、登っている私。思ったよりも楽に崖の上に辿り着いたのは王子様のナビゲートがあってこそ。

 ビーチに降りると、王子様から、「初めてにしてはよく登れたね。じゃあ、隣の中級者用の壁を登ってみる?」とのお誘い。いえいえ、楽しいけれど無理は禁物。1回でやめておくことに。白い王子様がどんなにイケメンかというと、……ごめんなさい。ドキドキしすぎて(笑)、王子様の顔写真を撮り忘れるという失態。ナビゲートに従って登れば安全で楽しいので、ロッククライミングをしたことがない方も、機会があったらぜひ試してみて! もしかしたら、インストラクターが王子様かもしれないのだから。

言われたとおりに、崖の上の金具にタッチ。そこでポケットに隠し持っていたコンパクトデジカメを出してパチリ。ビーチにいる皆さんが小さ~く見えます(汗)。そして、私を見上げる王子様の手には私の命綱が!

クラブメッド チェラティンビーチ(Club Med Cheraing Beach)
所在地 Kuantan Pahang Darul Makmur, Malaysia
電話番号 +60-9-581-9133
URL http://www.clubmed-jp.com/cherating/

クラブメッド バカンスダイヤル
電話番号 0088-21-7005 (フリーコール)
URL http://www.clubmed-jp.com/

たかせ藍沙 (たかせ あいしゃ)
トラベル&スパジャーナリスト。渡航130回超・50カ国超、海外スパ取材200軒超、ダイビング歴800本超。日々楽しい旅の提案を発信中。著書は『美食と雑貨と美肌の王国 魅惑のモロッコ』(ダイヤモンド社)、楽園写真家三好和義氏と共著の『死ぬまでに絶対行きたい世界の楽園リゾート』(PHP研究所)など。最新刊は薔薇でキレイになるためのMOOK『LOVE! ROSE』(宝島社)。
Twitter https://twitter.com/aisha_t
ブログ http://ameblo.jp/aisha

Column

トラベルライターの旅のデジカメ虫干しノート

大都会から秘境まで、世界中を旅してきた女性トラベルライターたちが、デジカメのメモリーの奥に眠らせたまま未公開だった小ネタをお蔵出し。地球は驚きと笑いに満ちている!

2014.08.26(火)
文・撮影=たかせ藍沙