赤道の少し上に位置する南国・マレーシア。

 今回はマレーシアの洗練を体感するクアラルンプール、自然に癒されるキャメロン・ハイランド、この2つの街の最高級ホテルにはしごステイ。今まで知らなかったマレーシアの魅力に出会えるはず。

» 茶葉の薫りに誘われてマレーシアの高原へエスケープ(4/27公開)

大都市の中心に蘇ったのは古き良き時代のおもてなし

The Majestic Hotel Kuala Lumpur
(ザ・マジェスティック・ホテル・クアラルンプール)

高層ビルとクラシックな建物がプールに映り込む。スパのゲストのみ利用可能なのでカームダウンに最適。

 街に到着すると、まず巨大なビル群が目に入る。アジア有数の大都市、クアラルンプールには、今や世界中のビジネスが集まってくる。そんな進化する街でのステイに選んだのは「ザ・マジェスティック・ホテル・クアラルンプール」の旧館。英国統治時代にも同じ「マジェスティック」という名のホテルだった建物を利用し、2012年にオープンした。

クラシカル&モダンな旧館の室内は、天井が高く贅沢な空間。各部屋にサーブされる朝食も楽しみのひとつ。

 かつて、各国の要人が好んで滞在し、毎夜煌びやかな社交が繰り広げられたホテルマジェスティックは、人々の憧れの的だった。当時から、この街で「マジェスティック」といえば、最高級ホテルの代名詞なのだ。

左:スパのトリートメントマテリアル。英国の伝統的なハーブや植物をふんだんに使ったケアが人気。
右:かつてのホテルマジェスティックが描かれたカードキー。

 現在でもその名の響きにふさわしく、全室スイート、24時間のバトラーサービス、市内への無料送迎など、一流のサービスが用意されている。

<次のページ> 胡蝶蘭に囲まれた温室で特別なティータイムを

2014.04.24(木)
撮影=橋本 篤
協力=YTLホテルズ

CREA 2014年5月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

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