12月を迎えるまで薄着でもやり過ごせる日々が続いていた、今年の冬。たまに寒い日がある程度だったから、冬支度も遅くなってしまった方も多いかと思います。
といいつつ朝夕は寒いから、急いでクローゼットから防寒具を引っ張り出して。やっぱり首元の防寒はマストです。
しかし、冬の装いは防寒性を重視するあまり、野暮ったくなりやすいですよね。たとえば、タートルネックを「しっくりこないから」と避けている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実はその原因は、ヘアスタイルにあるかもしれません。今回は、タートルネックがステキに見えるスタイリングや、マフラーやストールを巻く際の髪形、苦手意識を持つ人も多いニット帽の被り方なども、あわせてご紹介します。
タートルネックで顔が大きく見えるのは、髪形のせい?
冬の装いには欠かせない、タートルネック。しかし、首が詰まったタートルネックを着ると「顔が大きく見えてしまう」と感じる方も多いはずです。この、タートルネックによって顔が大きく見える現象は、目の錯覚で「首が短く見えている」からです。
そもそも、首が長い体形の方は顔が小さく見える傾向にありまます。ですから小顔に見せるために「首を長く見せる」ことは、効果的なテクニックの一つです。
薄地でスッキリしたタートルネックの場合、首が細長く見えやすい傾向にあります。これは前からも後ろからも首に沿ったS字が強調されて見えるからです。
しかし、分厚い生地のタートルネックの場合、いわゆる「とっくり」の部分が顔と同じくらいの横幅になりやすい。すると、とっくりの上に“顔がのっている”ような見た目になってしまいます。この状態だと、顔周りから首元にかけてのシルエットがのっぺりして、目の錯覚で首が太く短く見えてしまい、顔が大きい印象に繋がってしまうのです。
首を怪我した時のコルセットをイメージするとわかりやすいと思いますが、これだとステキな印象とは言えません。
しかし厚手のタートルネックが一概に悪いわけではありません。実はタートルネックは「ヘアスタイルとの合わせ」によってバランスが激変します。
厚手のタートルネックをステキに着こなす簡単な方法としては、一つ結びにして首元をスッキリさせることです。この時、後頭部をふんわりさせると、横から見た時の頭の形がキレイに見えるようになります。
髪を下ろす場合は、髪の毛で首元にS字を描くのがポイントです。「アゴの下から鎖骨付近」にかけて、髪の毛を首にタイトに沿わせてS字を描くようにすると、目の錯覚で分厚い生地に隠れた首が細長く見えるようになります。










