美容師は縮毛矯正をどう思っている?
2000年前後にシャギースタイルと共に爆発的に流行した、ストレートパーマ/縮毛矯正。ここ数年の韓国風ヘアスタイルの影響や「酸性ストレート」の普及もあり、ストレートヘア人気が再燃しています。
縮毛矯正は、髪がとても傷む印象がある一方で、「自分にとって欠かせない」と感じている方も多いはず。縮毛矯正を始めて以来ずっと継続している、そんな方も少なくありません。
今回は縮毛矯正について、美容師の目線で皆さんの「素朴な疑問」にお答えします。
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縮毛矯正とストパーの違いってなに?
よくお客様から聞かれる質問ですが、「縮毛矯正」と「ストレートパーマ」には、明確な違いはありません。「縮毛矯正」が昔ながらの呼び方である一方で、「ストレートパーマ」は近年定着した呼び方のようです。美容師にとっても施術内容が変わるわけではありません。
例えばネット予約のメニュー欄には、どちらも表記されていることが多いです。これは「どちらで検索しても引っ掛かるように」といった理由です。仮にどちらかの呼び名のメニューを選んでも、施術内容が変わることはありませんので、ご安心いただければと思います。
2つの呼び名が普及した背景には、技術と薬剤の進化で近年可能になったナチュラルな「ストレート」と、ツンツンに真っ直ぐなイメージのある「縮毛矯正」という言葉のニュアンスがズレてきたから、という側面もあるのではないかと思います(この記事では、「縮毛矯正」に表記を統一しようと思います)。
2025.02.16(日)
文・イラスト=操作イトウ