上級編:再ブレイクの「真知子巻き」

 今年の春夏から特に増え始めた、スカーフを頭に巻く「バブーシュカ」と呼ばれるスタイリング。日本でもかつて「真知子巻き」と呼ばれて流行したことがありました。ここ数年でお洒落なバラクラバ(目出し帽)や、ニット帽とマフラーが一体化したアイテムも目立つようになってきて、人気の再燃を感じさせます。

 そして今季は、マフラーやストールを頭に巻くアレンジも注目されています。ただし、最強の防寒性を誇る反面、「赤頭巾ちゃん」のような印象に引っ張られ、野暮ったい印象になりやすいので要注意です。

 取り入れるポイントはニット帽と同様、顔周りや前髪のあしらい方にあります。マフラーやストールを頭に巻くと、パーカーのフードを被っている時の印象に近くなるので、フードを被る際にどうするか?を起点に考えてみるとよいでしょう。顔周りの髪が軽くはみ出るようにするとラフな印象に、顔周りの髪を耳にかけてスッキリさせるとクールな印象になります。

 そして脱ぐ場面でどうするかもポイント。季節柄、脱ぐときに静電気でバチバチ!となりやすいはずです。ですから、ヘアオイルや洗い流さないトリートメントを髪に付けて静電気が起こりにくくする、アクリル素材のものは避ける、キャップの上から巻き、キャップは脱がないなどして、着脱の場面にも配慮して臨みましょう。

 いかがでしたか。

 マンネリ化しやすい冬の装いですが、ちょっとしたスタイリングの違いを掴みながらトライして、暖かく過ごしましょうね。