ニット帽が野暮ったくなる理由

 冬の定番アイテムといえば、ニット帽。こちらも防寒性に文句はないのですが、やはり野暮ったくなりやすいアイテムです。

 ニット帽を大人っぽく上手に被るためには、2つのパターンがあります。それは「タイトに被る」か、「ゆったりめに被って高さを出す」か、です。

 「タイトに被る」とピタッとして、頭の形がキレイなシルエットに見えやすくなります。この時、帽子のサイズ感が最も重要です。小さ過ぎると生地がパツパツしてしまい、頭が大きく見えるため逆効果になってしまいます。

 「ゆったりめに被って高さを出す」場合は、被った時にハットを被った時のような高さを作ることが重要です。そのように見せるポイントは、上の余白部分をつまんで窪みを作ることです。この一手間で、頭の形に沿った丸いラインも生まれ、頭が小さくみえます。

 ニット帽に合わせる髪のスタイリングは、「顔周り」が最重要です。無造作に下ろす際にも、顔にかかる部分にボリュームが出ないよう押さえることだけを意識すれば、簡単にラフだけどスッキリした見た目になります。

 他にも、眉にかかるほど深めに被ってクールな印象にしたり、「サイドの髪を耳にかける/かけない」「前髪を下ろす/しまう」「顔周りの髪だけ出す」など、顔周りのアレンジ次第で印象も変化しやすいので、色々試してみましょう。

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