ジム帰りに順子さんの部屋に寄るのがルーティーン

SUMIRE ひいばあちゃんは、この部屋でばあちゃんと暮らしてたんだよね。亡くなった時、私は小学2年生か3年生だった。

順子 私、SUMIREの仕事で一番印象に残ってるのは、3年前に放送された深夜ドラマ「階段下のゴッホ」(TBS系)。

SUMIRE 役者として、私が初めて主演を務めた作品ね。

順子 職業を持つ女性がふとしたきっかけから画家を目指すというストーリーは、SUMIRE本人とも重なるじゃない。

SUMIRE なるほど。

順子 あのドラマで、大きなキャンバスに絵を描いてるシーンは、すごく記憶に残ってる。あと、おととしかな、アクション物にも出てたじゃない?

SUMIRE ああ、「インフォーマ -闇を生きる獣たち-」(ABEMA)ね。

順子 あれもよかった。あの演技では、ずっとキックボクシングを習ってる成果が発揮されたんじゃないの?

SUMIRE キックのジムにはここ3、4年通ってるけど、ドラマや映画のアクションとはまた動きが違うからなあ。どっちかというと、健康維持のためにやってる感じ。

順子 キックボクシングの試合には出場したりしないの?

SUMIRE よく誘われるんだけど、万が一、顔に怪我しちゃったら周りに迷惑をかけるんで、出ないことにしてる。

順子 そうかそうか。まあ、キックボクシングのジムがうちから近いんで、その帰りにSUMIREがしょっちゅうこの部屋に立ち寄ってくれることは、とてもありがたいと思ってるんだけど(笑)。

SUMIRE これからもお邪魔しますよ。ばあちゃんだけじゃなく、愛犬にも会いたいしさ(笑)。

順子 演技の話でいえばさ、忠信からは、何か助言を受けたりすることはあるの?

SUMIRE 全然。お互い何かと忙しくって、会う機会も少ないから。そもそもが、うちの家族は、みんなそれぞれの道を歩んでる感じだし。

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