台北の風景をなぞる料理の楽しみ方
では、さっそくスペシャルコース「台北味覚日記」をご紹介しましょう。
たっぷりの生花に囲まれて登場するのは、フォアグラです。下にあるのは紅麹と熟成中国酢を使った酢飯。つまり、“フォアグラ寿司”のような味わいなんです。バルサミコベースのたれをかけ、さまざまな国のエッセンスが凝縮し、その華やかなスタートにわくわくします。
熱いスープを注ぎ、帆立が菊の花のように開いた料理です。下にはアワビが隠れています。
100年以上の歴史を持つ町、「迪化街」は日本人にも大人気。その歴史的価値や、親しみやすい雰囲気をあたたかなスープで表現しています。4時間以上煮込んだ鶏ガラスープと魚介類の旨みの重なりに引き込まれるようです。
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- 文=CREA編集部
写真=橋本 篤 - category
