
9月8日(月)~9月30日(火)は、台湾・台北市では「2025 台北レストランウィーク」が開かれています。この期間に台北を旅行する人はとってもラッキー! そうでなくても、予約したくなるグルメが主役のイベントに参加してみませんか?
参加レストランの中から、台北市民が“特別なレストラン”として愛する「Bel Air」をピックアップしてご紹介します。
シェフの記憶をたどる“味覚日記”

「Bel-Air Bar&Grill」は、台北の高級ホテル「グランド ハイアット 台北」の中のフランス料理店。店内に噴水があり、その横にある窓際の席は「プロポーズシート」と呼ばれるほど、カップルや家族にとって特別な場所です。
ウイリアム・ロウシェフは、同ホテルで20年以上のキャリアを誇り、30歳で最年少シェフに、その後2021年にエグゼクティブ・スーシェフに抜擢されました。国境を超えてフランスなどのレストランとも交流を深め、台北におけるフレンチを牽引する人物のひとりです。

ロウシェフが、「2025台北レストランウィーク」に参加し、提案するコースの名前は「台北味覚日記」。
「料理は“記憶を残す手段”。旅人でも住んでいる人でも、訪れ、暮らす台北の風景を日記のように心に刻んでほしくてこの名前をつけました。料理ひとつひとつにも台北を象徴する名前をつけています」と、ロウシェフ。
シェフ自身も台北に住み始めたときに心に湧きあがった気持ち、街の香りや音……それらはすべて料理の糧になっているといいます。
2025.09.15(月)
文=CREA編集部
写真=橋本 篤